『さようなら!僕らのソニー』を買う2012/02/04

 文春新書832。立石泰則著。昨年の5月だったか、マイカーに取り付けていたソニーのカーオーディオを更新することにした。カー用品店を回っても同じものはなかった。今はCDをPCに転送してポータブルレコーダーに再転送して利用すると聞かされて時代が変わったことを知った。ソニーは音質が良く、愛着があり、中々捨てられなかったが別れることになって次期の製品は?
 そんな選択から知ったのがアップルだった。アップルはソニーの良さを取り込み便利な製品を送り出していたのだった。アイチューンなるもの、アイポッドなるものを理解して時代に追いついた。車はもちろん、電車でも、旅行にも持ち歩けて便利で友人も欲しがったので2台買ってあげた。ソニーのウォークマンは車には対応していなかったのだ。
 世の中に無くても生活に困らないがあれば重宝するもの創りの会社のイメージはアップルに取って代わられた。大きな赤字を出してもがくソニーは一体どうしたのか。そんな疑問に答えてくれるかなと思い買った訳。昔からビデオ、TVなどの規格を巡って企業間競争を凌いできたのにここに来てついに正念場を迎えた感じである。