建設業許可申請支援④2015/09/01

 約束の9時丁度、依頼人と愛知県の行政窓口付近で待ち合わせてすぐに並ぶ。9時10分というのに4列の相談、申請の窓口は皆埋まっていた。1人が待機中。15分で順番になり相談を開始。相談の中身は技術者の実務経験年数の解釈を巡るものである。書類上では各年度の実務経験の年数を合算して10年になるように解釈されるが、そうではなかった。掲載された工事が申請の建設業の種目に合致しているかの点検であった。もちろん年数は10年以上を要求されるが、他社での経験も加味される。何とかなりそうだとの感触はある。その他に経営管理者の書類の書き方と解釈の食い違いを質した。当方の都合のいいような解釈はできないからだ。終わってみれば2時間を経過していた。この関門が突破できないと申請書類の事務が進捗しない。もっとも悩ましいところといえる。

会計業務2015/09/03

 9:00~17:00まで執務。支払一覧表が出てきたので、早速、支払事務の準備に入る。振込手続きは完了、手形は金額打刻のみ残す。本日駐車場もほぼ完成し、今月からは正常な体制に戻るので事務量も激減した。現金の精算3件処理、退職金共済の加入手続きに署名、通帳記入などの雑務をこなす。上記の取引の仕訳伝票を起こす。

会計業務2015/09/04

9:00~14:30まで執務。手形に金額を打ち込むこと、事後のチエック、郵送の準備などで完了。仕訳伝票を入力し、各科目の残高をチエック。異常な数値はなく、正確に入力されたと判断。新たに輸入事務会社への請求書が発生。未払金勘定で起伝しておく。行方不明分の請求書が再発行されたので急ぎ、銀行から振込する。

会計業務2015/09/10

 退社後は栄に行く為、自宅からしばらく徒歩で停車場へ。バスで出社。9:35乗車、9:50頃着。10:00~17:00まで執務。今日は銀行へ振込依頼書を渡すのみだったが、雑務が溜まっていた。現金精算を済ます。退社間際になってから税理士の先生が来社されてやっと決算書等を渡す。いつもながらギリギリである。

後見事務2015/09/11

 請求書を受領。銀行から引き出して支払う。午後丸の内の事務所で会計処理しておく。

会計業務2015/09/15

9:00~17:00まで執務。今日は新事務所にて4ヶ月ぶりに支払業務を再開した。半日は拘束されるが、反面、郵送は半減し、面倒な相殺用の領収書発行がなくなった。1社のみ連絡して退社間際に集金に来た。今年も残り3回の支払業務になった。退社後は友人の出版記念会会場へ。

雑務2015/09/16

 午後から1時間ほど、今は使わない倉庫のエレベーターの点検に立ち会う。

会計業務2015/09/17

 11:00~16:30まで執務。午後、顧問税理士から納付書を受け取り、納税額が確定。早速、税金・公共料金の預金引出し請求書を作成して役員の印をもらった。明日は納付できる。
 また、新社屋になった機会に、今後の減価償却の計算事務軽減のため、会計ソフトに連携する固定資産ソフトを導入する検討に入った。関係会社の担当に聞くと既に導入していた。もう1社は手書きで対応している。このところ、資産の購入がものすごく増加中であることに対応したい。ソフト会社に情報提供をもらう。
 将来的には、マイナンバー制度導入が迫り、消費税10%時代が近く、しかも軽減税率を適用すると更に煩雑だ。輸入消費税もあり、法人だから事務負担はどうなるのか。中国からの輸入急増にともなって、会計処理も増えた。以前は考えられなかったほど煩雑化している。間違いやすい計算事務くらいはソフトに頼るのも方法である。

会計業務2015/09/18

9:00~12:00まで執務。朝一で最寄の銀行に行き、普通預金から引き出して納税を済ます。これで来年まで背中を押すような仕事はなくなる。新たな入出金も記入されているので起伝。書類が溜まっているので片付ける。新規に駐車場の借り手がついた。その会計処理が一考を要したので仲介業者に問い合わせた。12時まで資産管理をビルトインした会計ソフトを検索で探す。ソフトも色々あって戸惑うが結果は同じになる。使ってみないと分からない。資料請求しておく。

コスモス成年後見センター総会2015/09/18

 15:30~愛知会で総会開催。会員数は90名超にはなったが退会者も同じ程度あって微増にとどまった。業務報告、会計報告、事業計画など坦々とした運びのうちに閉会。質問の中にきらりと光るものがあったが、執行側は封じたい意向。多分、愛知会総会の質問責めのトラウマか。しかし、このままではシャンシャン総会で終わる。業際問題の克服、営業活動の実態と行政書士の権限の限界を含む重要課題に触れるからもっと時間をかけても良かった。
 但し、今は種まきの時期ともいえる。支部長の話では家裁のある支部からの指名が1件あり、実績ができた。あせらず、こつこつ実績を重ねるのは長く辛いことである。しかし、普通のビジネス界でも、力のあるもの、頭がいいもの、カネがあるものよりも、時代に対応したものが生き残る。ついにはトップになる。
 例えば、世界の自動車業界において、かつてのトヨタはランキング10位から今ではトップを争う。不動と思われたGM,フォード、クライスラーのビッグ3の凋落はどうしたのか。燃費向上、環境技術の競争に負けたからだ。
 士業において、絶対に強い権益に守られている弁護士業界もネットを見ていると、反日的な日弁連に代る新弁護士団体の創設が云々されている。組織暴力団が分裂したように、弁護士業界の団体も分裂するだろう。官邸が動けばそうなる可能性がある。競争というのは社会に貢献することである。来賓の鍋田副会長は後見の社会化は必須という。見える人には見えるのだ。
 家裁ですら弁護士の横領事件多発傾向に対応し、弁護士にも監督人をつけるそうだ。是非そうするべきである。元々、裁判官、弁護士、検事は司法試験合格組の同士だから甘いとは思っていた。倫理においては難関の試験は全く関係ないからだ。私には司法書士の監督人がついているが何かといえば知り合いの弁護士の見解では云々と権威にたよる。私は市民後見人の立場ですと、反論している。馴れ合いを防止するためにも畑の違う士業を監督人にするといい。
 友人も母の介護と成年後見人をしている。それが今年から弁護士の成年後見人を任命して職権で交代させられるそうだ。不正などないのに、なぜ、弁護士をつけるのか、と反発するのは当然だ。これも司法修習生の身内同士のかばいあいかと思う。