交流会で得たもの2016/07/13

 7/12は同窓のクラブの集会に初参加した。都心の有名なホテルに早朝7時30分集合である。朝食をとりながら名刺交換などをする。飲食関連の事業で成功している同窓を招いて1時間超話を聞いた。若いこともあるが方向を決めて邁進する勢いがある。
 事業は経営者の考え方一つと言われたことがあった。かつて住宅ローンを借りるとき、金融機関は一発で貸してくれた。勤務先が非上場の中小企業だからだめかな、と思ったが、お宅(勤務先)は無借金で立派な業績だから、とちゃんと知っていた。
 その際、会社経営は考え方一つと言われたものだ。貸し倒れもあるからどんな経営者が会社をつぶすのかよく見えているのだ。
 勤務先の創業者は常にお客の喜びそうなサービスのことばかり考えて知恵を絞っていたことを思い出す。一番最初に就職した大会社も顧客優先であった。愛される製品、売れる製品とは何かを追及して40年後の今、売上は10倍に成長した。規模は違うが市場をよく見ている。
 今、話をしている経営者もまったく同じことをしゃべっている。そして待遇や労働環境が社員に厳しい点も共通項である。つまりいい会社は社員を安住させない。技術に大きさな差別化をできない事業は競争が激しくなるからだ。
 市場が飽和状態にある場合はいかにお客に喜ばれるサービスを考え出すか、である。
 一方で市場に無いモノを生み出す技術開発優先型企業の社員は優雅というか、待遇も良いと聞く。例えば電機、家電、エレクトロニクスは良かった。今は散々ではないか。優良企業を良いことに金融機関も融資に甘く、行政も雇用拡大の観点から補助金をだして応援をする。潤沢な資金をここぞとばかりに一気に大型投資をして需給見込みを間違えて資金を失っている。挙句は外資に買収されている。折角の優秀な社員も職場を失う。
 この経営者も試練はまだまだこれからだ。頑張って欲しい。

 良い大学を優秀な成績で卒業したなんてことは経営者の資質とは無関係であろう。経営の英語は行政とも翻訳する。日本国のかじ取りを過たせたのは陸軍大学や海軍大学をトップで出たエリートだった。戦後も同じ傾向が見える。シャープも東大出のエリートが倒産させた。頭が良いということは自制心がない、或いは自省心がないというか。
 参院選も終わった。国のかじ取りは国民の幸福に直結する。幸い安倍首相は一流ではない私学出身である。それで安心して見ていられる。一流ではないから自制心、自省心を期待できる。他人の考えを取り入れる余裕がある。企業も国家運営も厳しさ、緊張感の中に安心感を持たせて欲しいもの。そうすれば消費は堅調に伸びるだろう。景気とは気の持ちようである。難しい哲学や理論の話ではない。
 色々、脳髄を刺激した1日であった。

後見事務2016/07/13

 銀行から入院費相当額を引き出して病院へ支払う。例月よりやや高いので急病による転院治療費が含まれているのかな。いつものことながら保険証も提示する。そろそろ、1年間の報告書をまとめる時期に来た。明日は事務所にこもって書類をまとめることとする。取引の頻度が少ない銀行の通帳記入も済ました。