政治イシュー2016/08/20

GOO辞書から
「イシュー 一般的な用語としては「論点」「課題」「問題」などと訳されることが多いが、クリティカル・シンキングにおいては、論理を構造化する際に、その場で「何を考え、論じるべきか」を指す。 「イシューを特定する」とは、「何を考えるべきか」「受け手の関心は何か」を熟考し、「考え、論じる目的」を押さえることを指す。」

 用例

中央日報のインタビューから

「米国内の慰安婦問題、韓日間の政治イシューにすべきではない」

ブログ「株式日記と経済展望」から

「まさに岸信介氏は議席を得た後の54年3月、当時の自由党内に発足した憲法調査意会の初代会長に就任するはるか前から「現行憲法はマッカーサー=GHQの押し付け」という認識を抱いていたのだ。そして、安倍首相はそれを継承している。

ところが、「安倍1強」の自民党内の保守派・改憲派から今回のバイデン発言に関してのコメントがまったく聞えてこない。繰り返すが、一体全体なぜなのか。

その理由は一つしか考えられない。先の天皇陛下の「お気持ち」表明に込められた生前退位の問題が、事実上の政治イシューとなったからだ。

首相官邸サイドは、9月下旬召集の臨時国会での改憲論議と皇室典範改正・生前退位問題の議論を分離して臨む腹積もりである。当面、日本国憲法の成立を巡る「神学論争」を避けたいというのが、安倍官邸の本音なのだろう。」
以上

 天皇陛下は象徴である。君臨すれども統治せず。したがって政治的発言はなさらない。建前はそうでもお気持ちという形の発言は「事実上の政治課題」として把握された。皇室典範の改正を今後の政治日程に挙げざるを得ない。
 安保条約とともに皇室典範は事実上の憲法である。悪法もまた法なり、いろいろな議論があるが現行憲法を踏み台にして改正に挑むことになる。

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