社長の考え一つ2016/09/13

 早朝7時30分から母校OBの経営者の話を聞く会合に出席。リサイクルトナーのKTK社長の土岐勝司氏だ。赤字企業の再建体験談であるが、結局、特別な秘策はなく、経営とは地道な仕事の積み重ねと知る。
 中部経済新聞朝刊の養蜂業アピ会長野々垣孝さんも祖父から「そんな良い商売はないよ」と突然の大量注文に疑義を呈した。詐欺に引っかかったのだった。以来これを自戒とする。
 日産自動車や日本航空は大企業病に罹り経営不振になった。トヨタは儲かっていても常に社員や下請の尻を叩き、コストダウンに余念がない。豊田社長は現場主義を標榜する。この違いは何なのか。リーダーたる者率先垂範は真理である。
 行政の分野でも名古屋市の河村市長のひそみに倣い小池都知事も報酬を半額に下げて都政改革に挑む。社長は自ら汗を流す姿勢を社員に見せることで会社の経営改革を成し遂げる。
 私が住宅ローンを交渉した際、信金の担当者が言った。会社は社長の考え一つなんですよ、と堅実経営の勤務先を信用して融資してくれた。「社長の考え一つ」という言葉、これに尽きる。
著作
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