シニア人材のマッチング会へ2016/11/16

 先に申し込んでおいたマッチング交流会の参加申し込みの返信があった。11/22に尾張地方の信金の会場へに行くことになった。
 1社は社員数10名の零細企業。情報管理の未整備の支援。受注、生産、100%受注生産における納期管理、品質管理、それらの不備にともなう事務管理の停滞があると見られる。不良品が発生すると同時期の生産品のリコールと再点検、再出荷、売掛金の回収遅れは必至である。加えて仕入先への材料代、社員への工賃は確実に支払うから運転資金が枯渇し資金繰りも逼迫する。
 結局、受注情報をいち早くキャッチして材料手当て、金型等の段取りを早める。見積書が即得意先からの発注書になるようなシステムの改良、品質管理はその目的はその仕事そのものを無くすことである。ので行程管理をきめ細かくしていく。後行程に行くほど不良品の発見は困難になるからだ。材料切れとは情報切れである。極端に言えば仕入先から1日2回材料切れの様子を見に来させること。コンビニのおにぎりと同じ。1日分をどさっと入荷するのではなく、午前、午後、夕方くらいに分配しているはず。過剰在庫を持たず、欠品を無くすことで高収益を確保している。お手本は世間にある。全治3ヶ月から6ヶ月で解決可能。

 2社は社員数数十名の小規模企業。この会社も同様の問題を抱える。要望としては経営全般である。システム開発全般の体制整備の必要を感じているようだ。要望書によるとトップダウンの経営が限界にあると感じているようだ。ゆえに横断的情報の共有を進めるところまでは考えがある。必要に応じてシステムの更新の経験者を求めている。社長が音頭を取らないと旧態依然のままのシステムのままということでいつしか時代に取り残されるとの危機意識だろう。社長のリーダーシップが強すぎると社員は社長を仰いで仕事を進める弊害である。成果主義も自分のことしか考えない弊害が指摘されて久しい。財務、経理、品質管理、生産管理までトータルな目配りが要る。事務分掌を明確にすること。社長へのアドバイザーとして私にぴったりの業務に思える。全治1年、相当な情報投資が必要。