北陸初のシニア人材マッチング会に参加!2017/02/22

 2/21はシニア人材マッチング会が富山県高岡市で行われたので私も参加してきた。定年後も仕事から離れずに生きるために行政書士事務所を開業したが60歳から66歳まではなんとか仕事を確保したが昨年秋に切れた。
 切れた翌月にメッセナゴヤ2016で中産連に登録しておいた。各地の信用金庫と企業がシニア人材への要望(ニーズ)を探って、シニアとのミスマッチを防止するための面接の機会を設けてくれる仕組みができた。
 これを経済産業省傘下の中産連が介在して登録したシニアにメールで募る。シニアは提供できる能力のニーズに応募し、中産連が整理して、シニアに知らせる。応募しても多数の応募者があると機会から外れる。大体豊田市との隣接の信金は応募しても最初から外れた。
 おそらくトヨタと関連企業群から毎年大量の定年退職者が出るからそれだけ競争が激しいということだろう。全国から一流大学を出た優秀な人材がトヨタと関連企業に就職してくる。キャリアを積んで余力を残しながら退職する。活用しなければもったいな話である。そのせいか、中産連のトップはトヨタの元役員が担っている。
 これまでに岐阜市、一宮市、豊川市、四日市市、名古屋市、西尾市、瀬戸市の信金に応募してきた。
 国の狙いはものづくりの中部の企業に寄与するとのこと。したがって、ニーズは生産管理、品質管理、研究開発等が多い。得意分野の財務やシステム分野はニーズそのものが少ないこともあり、半数は面談以前に断られ、面談したのは数社に過ぎない。しかも時間は25分程度とあって話がかみ合った頃に時間切れになる。
 さて、昨日は3信金合同で、高岡市の二上山山麓のポリテクセンター富山で行われた。経産省の役人の話ではこれまで11回行われたそうだ。北陸は初だそうだ。3信金で74名のシニアが面談に挑んだ。1社に対し、14時から17時30分まで25分刻みで7名が面談する。車のナンバーを見ると富山が圧倒するが石川県、関西、関東、東海も見られる。高速や新幹線のお陰で時間距離は短縮されたから幅広く来られるわけだ。
 この度に面談の機会を得られた企業は財務管理が第一課題とするが、年商規模が小さく、まずは貸借対照表の数字を大きくしないとシステム投資に耐えられない。つまり販路拡大が先決と見て話の中心はそこになった。実際の経営者と社員、現場、実際の財務諸表等何も提示されないから、印象としてはインターネット時代に乗り遅れているなと感じる。モノを購入する層は今やスマホから入る。SNSから知る。
 子供時代、越中富山の薬売りに何度もお世話になった。薬売りは歩く薬剤師(行商人)だったのだ。それが今はドラッグストアになった。商品知識は新聞→TV→インターネットに主流が移った。地下鉄で観察しても座っている若者20人中全員がスマホになり、新聞、TVは老人の専有物になった。
 時代の変化に対応できないとどんな企業、組織、団体、個人も取り残される。それは自分の事業とて同じである。つい先日、週刊誌2誌の広告に士業ビジネスの凋落を大見出しで告げていた。報道はされないが法科大学院は今や重荷になっている。入学者が定員を割って、教授を解雇したいが有識者だけにそれはできないらしい。
 この度の数々の交流会はまだ2次面談の話まではいかないが凄い社会勉強をしているんだと思わないないではいられない。

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