「一人でも反対の人がいれば橋はかけない」2017/09/21

 ユーチューブの「日本の国益を考える勉強会3-2」で知った言葉。高山正之氏の発言の18:25頃に出てくる。美濃部都知事の誤用という。
https://www.youtube.com/watch?v=OZZ-R8uuSrU

引用:ブログ「克舟先生の「心のサプリメント」」から
 「一人でも反対の人がいれば橋はかけない」
               美濃部亮吉

 とんでもない人を東京都の人は知事に選んだものですね。これはフランツ・ファノン(アフリカの思想家)の「橋の哲学」の言葉を引用した美濃部さんの言葉です。美濃部さんはこの後の言葉を知っているくせに都民に伝えなかったのですね。

この後に「反対する者は例え冬でも川を泳いで渡れ!」

こんな素晴らしい言葉があったにも拘わらずにも、カッコいいところだけを引用したのでした。

 組織において、何かを検討する時、全てが全員賛成なんてことは中々ありえません。
 集まった十人、全員が反対することがありますが、リーダーは多数に関係なく、この組織にとって何が大切かと言うことをはっきり明示して答えを出さなければなりません。たとえ十人反対でもリーダーがこれが良いと思ったら、十人と逆の意見を取り上げるぐらいの気位が大切です。

多数決は全て正解なのでしょうか?
とんでもありません。
1+1が多数決で「3」と言う答えが多いからと言って、真実は「3」でしょうか?
違います。

 多数決はチョクチョク間違います。
「橋の哲学」は多数決とは逆で「少数意見を大切にする」精神ですが、これも大きな間違いを起こします。美濃部さんの「橋の哲学」は後世の都民に大きな迷惑をかけました。
東京都の道路事情は、美濃部さんの自分が知事になりたいための「民衆への阿(おもね)り」で100年は遅れたでしょう。

 特に政治家は、選挙で勝てばそれが真理だなんてことはありません。
答えは後で出てきます。
選挙の結果は全てではありません。
 勝てば国民を騙してもイイなんて政党もあるので、我々は気をつけなければいけません。
以上
 ひと頃、地方自治体の首長に左翼が選ばれたことがあった。本山名古屋市長の停滞はまだよく覚えている。確か教育学者だったと思う。