VW「パサート」ディーゼルエンジンモデルを日本導入、新エンジンで需要取り込む2017/10/13

ソース:http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1710/12/news041.html
「VW「パサート」ディーゼルエンジンモデルを日本導入、新エンジンで需要取り込む」
フォルクスワーゲン グループ ジャパンは2017年10月11日、ディーゼルエンジンを搭載したセダンおよびステーションワゴンの「パサート TDI」の型式認証を取得し、日本市場向けに2018年初めから発売すると発表した。
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 欧米では将来的にはすべてEVにするとぶち上げられた。ほんとにやれるのか、と訝っていたら、このニュースが飛び込んできた。やっぱりクリーンディーゼルを売らなければEVの時代まで企業体力が持たない。日本で初めて発売すると言うのが不思議に思う。マツダにできてVWに出来ないことはあるまい。
 現在の日本ではトヨタのプリウスに代表するハイブリッド車が全盛である。日産でもEパワーのノートの売れ行きが良いらしい。とにかく現在のハイブリッド車はエコカー減税で、補助金という形の値引き販売で支えられている。
 そこへVWのクリーンディーゼル車が加わると競争が激化するだろう。VWの車体はとにかくしっかりしているそうだ。お金があればパサートを購入したいほどだ。
 かつて日産が自社工場でVWのパサートを製造組み立てしたことがあった。日産とVWの車体の違いの1つとして、シルの溶接を日産車はスポット溶接するのに対し、VWは全部溶接していたらしい。これが剛性を高め、悪路走行でのきしみ音、ドアを閉める際の音の違いになる。
 アメ車はともかく、ドイツ車には今でも1日の長があると思う。
 一方で、トヨタは車台を半減するニュースも読んだ。トヨタは今が多すぎるのだ。年産1000万台達成に前のめりで来たから正常化する方向なのだと理解した。
 売れ行きのベスト10の半分は軽自動車になった。価格、燃費、使いやすい、居住空間が広い、などメリットが普通車に比べて多いから当然の結果である。
 個人的には普通車のフロントガラスの傾斜がきつすぎて広い空間をわざわざ狭くしている。CD値が昔のスポーツカー以上に低くしているのは燃費稼ぎの狙いがあるとしても異常に思える。バランスの上で車幅も広くせざるをえなくなり、3ナンバーが多くなった。これは増税である。結果、減税による値引き分は3ナンバー化の増税で回収されているのだろう。維持費で損するから売れ行きが鈍るわけだ。
 この車内では車両感覚が把握しにくくなり、今ではモニターが必須になった。これはコストアップの原因になる。需要が軽に流れるのはこの異常なカ―デザインにあると思う。
 日本車はカ―デザインといい、ハイブリッド専心といい、ガラパゴス化が必至と思う。そんな意味で外車のクリーンディーゼル車は選択の幅が広くなる意味で歓迎する。

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