スリーパーセル2018/02/23

英辞郎

sleeper cell
スリーパーセル、潜伏細胞、潜伏工作員◆長期間一般市民のように生活し、テロ組織から指令を受けたら活動するテロリスト。

ソース:https://youtakanashi.com/sleeper-cell/
 「スリーパーセルという単語が注目されたのは先日のワイドナショーの放送からのようです。アメリカと北朝鮮の戦争が始まったとして、アメリカが金正恩を止められたとしてもスリーパーセルと呼ばれる日本に潜伏しているスパイが活動を開始する可能性があるというのです。日本人にとっては非常に恐ろしい話ですよね。特に多いとされているのが東京と大阪だと言われています。特に大阪は多いとのことで、物議を醸しているようですね。」

ソース:http://news.livedoor.com/article/detail/14330919/?p=1

「スリーパーセル」の存在を認めている日本政府 危機が高まっていると見解
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◆外国の工作活動に対応する政府機関が存在する

 国際政治学者の三浦瑠麗氏が2月11日、テレビ番組『ワイドナショー』に出演し、「スリーパーセル」と呼ばれる北朝鮮のテロリスト分子が東京や大阪に潜伏していると発言したことで批判を浴びている。

 スリーパーセルとは、身分を隠して社会に潜伏し、いざというとき破壊活動などを行う工作員のことだ。

 こうした発言をすること自体が、在日朝鮮人に対する偏見を煽ることであり許されないという批判がある。だが三浦氏は、テレビ番組で在日のことに触れたわけではない。ただし、インターネットの世界では、北朝鮮や韓国に有利な発言をする政治家や学者、ジャーナリストに対して「在日」認定するような風潮があることも事実だ。誤解を招かないよう、慎重な言い回しが求められよう。

 というのも戦前、我が国では、共産主義の本を持っているだけで、共産主義者やスパイというレッテルを貼ったり、有為の若者を逮捕したりといった行き過ぎがあった。その行き過ぎが結果的に、有為な若者たちを反体制へと追いやってしまった側面があったのだ。その問題点については、拙著『コミンテルンの謀略と日本の敗戦』でも詳しく指摘したが、要は国籍や政治的主張を理由に安易なレッテル貼りをすることは慎むべきだということだ。

 だが、同時に外国による工作活動から目を背けるべきではない。「三浦氏の発言は、社会不安を煽るものだ」という批判もあるが、破壊活動などのリスクについて指摘することは、リスク管理という観点からも積極的に認められるべきだ。

 というのも、スリーパーセルを含む工作員が存在していることを前提に世界各国は対策を講じており、それは日本政府も例外ではないからだ。

 外国による工作活動は、目的別におおよそ以下の三つのジャンルに分けることができる。

 第一は、スパイ工作だ。主として国家機密などの情報を盗むことを目的とする。機密などを盗むために協力者を仕立てることも、スパイ工作の一つだ。

 第二は、破壊工作だ。サイバー攻撃や重要施設の破壊、重要人物の暗殺などのことだ。スリーパーセルは、このジャンルに入る。

 第三は、影響力工作だ。工作員が相手の国の政治家、軍人、官僚、ジャーナリストなどに働きかけて、自国に有利な方向へと、政策や世論などを誘導する工作のことだ。

 こうした外国による工作に対応すべく日本政府は、専門の機関を設置している。内閣情報調査室、警察庁警備局、公安調査庁、防衛省情報本部などで、これらの専門機関が、さまざまな工作から我が国の安全と国益を守るべく、日夜、活動をしている。こうした基本的な事実を共有するだけでも、危機に対する心構えはかなり違ってくるはずだ。

◆日本政府も「潜伏する工作員」を認めている

 何よりも北朝鮮が「潜伏する工作員」を日本に送り込んできていることは、日本政府も認めている「事実」なのだ。

 平成29年版警察白書にはこう記されている。

《北朝鮮は、我が国においても、潜伏する工作員等を通じて活発に各種情報収集活動を行っているとみられるほか、訪朝団の受入れ等、我が国における親朝世論を形成するための活動を活発化させている。
 朝鮮総聯は、28年2月、外為法違反事件に係る警察による朝鮮商工会館に対する強制捜査に関連し、機関誌への批判文の掲載等の抗議・けん制活動を行った。また、各種行事等に我が国の国会議員、著名人等を招待し、北朝鮮及び朝鮮総聯の活動に対する理解を得るとともに、支援等を行うよう働き掛けるなど、我が国の各界関係者に対して、諸工作を展開している。
以下略

 スペルから何となく推定はできた。日本はスパイ天国ともいわれる。民主主義を標榜している中で、左翼の野党の反対に遭うスパイ防止法の制定は難しい。今のところスパイ活動は野放しである。
 しかし、ワイマール憲法の前例がある。ある日突然独裁政権が誕生していた、という事態もある。国民の不満を吸い上げて信頼を得る政権になれば、政策一任という法律を制定して、あのナチ政権は誕生した。そして憲法も変えた。
 平和憲法といわれる日本国憲法も賛成多数ならどんな方向に行くか分からない危うさがある。それは隣国のスパイの動き一つに掛っている。
 日本は外圧がないと動きにくい。中国が沖縄を侵略するとなれば、日本国民は黙ってはいまい。平和の夢を覚醒させたのだから。法案提出、一気に可決、憲法改正、9条撤廃、軍事政権に持って行く。日本人は変わる時が来たら変わるべくして変わる。(蒋介石が恐れた日本人観)
 スリーパーセルも策士中国の手のうちだろう。策士は策に溺れるのである。アメリカさえ知らんふりをしてくれれば中国には勝てる。日本政府も案外、泳がせているのかも知れぬ。多額の国費を出して中国人留学生を入国させている。これも日本語ができるので協力者にもスパイにもなりうる。
 『失敗の本質』に書かれた日本軍の敗戦は1番目は陸軍のノモンハンだったが、あれは日本が勝っていた。2から6までは海軍だった。アメリカは長期的に着々と開戦の準備をしていた。海軍は戦争の準備をしていなかったそうだ。真坂アメリカと一戦交えるだって??備蓄の石油が枯渇してゆくなかで補給戦ですでに負けていた。それに海軍にはアメリカと内通していたスパイがいた説もある。暗号はみな解読されていた。
 案外立派な地位の人がスパイだったりする。日本も疑心暗鬼の社会になってゆくだろうか。