精神保健福祉士とは2018/06/11

 病院の窓口で対応中、若い女性が「被後見人さんの担当になりました」とあいさつに来られた。「ソーシャルワーカーの方ですか」と応じた。コスモスあいちの名刺を出してあいさつした。あちらからも名刺をいただくと「精神保健福祉士」の肩書きがついていた。
 精神保健福祉士法(せいしんほけんふくししほう、平成9年12月19日法律第131号)に拠るあらたな国家資格だった。
 従来の社会福祉士との違いは何だろうとぐぐって見た。どちらもソーシャルワーカーには違いは無い。社会福祉士の英: Certified Social Workerは公認福祉士の意味に対し、精神保健福祉士の英: Psychiatric Social Workerは精神医学に特化している。
 因みに介護福祉士の英訳は英: Certified Care Workerで、公認介護士というほどの意味になる。 Social が付かない。ウィキペディアに「介護福祉士は、第四十二条第一項の登録を受け、介護福祉士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもつて、身体上又は精神上の障害があることにより日常生活を営むのに支障がある者につき心身の状況に応じた介護(喀痰吸引その他のその者が日常生活を営むのに必要な行為であって、医師の指示の下に行われるもの(厚生労働省令で定めるものに限る。以下「喀痰吸引等」という。)を含む。)を行い、並びにその者及びその介護者に対して介護に関する指導を行うことを業とする(法第2条2項)。」とあり、人間に身体的に密接に関わる仕事だ。

 つい最近、高齢の知人が厚生院に転院したと聞いた。家族の話では「嚥下障害があり」多分、毎日介護福祉士のお世話になっているのだろう。

 ウィキペディアには「企業のメンタルヘルス問題などを取り扱うEAPや休職している人の職場復帰(リワーク)支援など職業リハビリテーション分野での活動を始め、心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律に規定される、社会復帰調整官や精神保健参与員としての活躍が認められ、必ずしも精神医療・精神保健福祉分野に限定されない活動が期待されている。
厳密には、精神医学ソーシャルワーカー(精神科ソーシャルワーカー)(PSW)は職種であり、それに対応する資格が精神保健福祉士であるが、2009年現在では「精神保健福祉士」は職種を意味して用いられることも少なくない。」

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