週刊文春のワタミへのネガティブ記事について!2013/06/07

 次期参院選で自民党から比例代表で出馬する渡辺美樹氏への週刊文春のネガティブ記事が掲載。

http://shukan.bunshun.jp/articles/-/2761

一部転載
「自民党公認で参院選に出馬する予定の渡辺美樹・ワタミ会長が、「365日24時間死ぬまで働け」、「出来ないと言わない」などと社員に呼びかけていることが週刊文春が入手したワタミの社内冊子からわかった。『理念集』と名付けられた冊子は、ワタミグループ全社員に配布され、渡辺氏が著書で「ワタミの仕事すべてに直結し、根底で支えている思想の原点」、「この理念集を否定したときは、君たちにこの会社を去ってもらう」としている重要文書だ。」

反論する渡辺美樹氏の公式サイトから

http://www.watanabemiki.net/

「ブラック企業」と呼ばれることについて

私が創業し、取締役会長をつとめるワタミグループが一部で「ブラック企業」と呼ばれることについて、一度きちんと皆様にお話させて頂きたいと思っていました。

はじめに、自民党や政府では現在、ブラック企業の定義を明確にし、該当する企業名を公表するなどの動きがあるようですが、私はこれに大賛成です。いかなるものでも、法や行政が定めたものには
いっさい抵触しないよう経営幹部に指示しています。

現段階で「ブラック企業」の定義は明確ではありませんが、ブラック企業か否かを判断する基準には、離職率、年収、時間外労働時間、メンタルヘルス不調による休業・退職の人数などがあるようです。

ワタミの外食事業の離職率(平成22年4月入社社員の3年以内離職率42.8%)は、厚生労働省公表(平成23年統計、以下同じ)の宿泊業・飲食サービス業の離職率(同48.5%)を下回っています。
そもそも飲食サービス業の離職率は、全産業(同28.8%)と比べると高い水準にあります。これは深夜勤務などの事業特性による影響が大きいためであり、単純に、ほかの産業と横並びで論じることは、適切ではありません。

ワタミの外食事業の年収は、平成24年度において433万円であり、厚生労働省公表の宿泊・飲食サービス業平均年収370万円を上回っています。

時間外労働時間については、ワタミの外食事業の平成24年度月平均は38.1時間。これは、36協定で定めた上限45時間を下回っています。

メンタルヘルス不調のため1ヶ月以上欠勤・休業している社員については、ワタミの外食事業においては平成24年度末時点で0.30%(4人)であり、財団法人労務行政研究所が平成22年に行った調査結果0.45%を下回っています。

以上の数値をみればわかるとおり、一部の情報だけをもって、一方的にワタミグループをブラック企業と呼ぶことは、到底、受け入れられるものではありません。

只一方で、パートさんやアルバイトさんを含めると、3万人を超える方がワタミグループで働いています。私の目の届かない所で理念と反した事実が起きてしまうことも稀にあります。しかしながら、私が事実を知った瞬間からは、早急かつ厳格に対応をして参りました。理念研修を定期的に行い、現場の声が私に直接あがってくる仕組みもあります。

もちろん、不満や不安を持つ従業員もいることでしょう。でも、皆様の勤務されている会社にも、大なり小なり、そうした不満や不安を持つ従業員の方がいらっしゃるのではないでしょうか。そして、そうした不満や不安を乗り越えた先に、大きな成長を手にすることができ、夢に近づくことができることもあるはずです。
これからは、ワタミグループのお客様、株主様、社員、お取引業者様だけではなく、全国民の皆さまが、私の大切なお相手です。
正しい事実と思いを、これからもこうして皆さんにお伝えしてまいります。 渡邉美樹
以上

 ブラック企業の汚名を着せられた「ワタミ」。大勢の社員、パートなどを雇用すると、多くの個々の問題が生じることは大いにありうるが、今回はなぜか、週刊文春が内部文書をネタにネガティブな記事を掲載された。その背景にはどんな勢力がいるのだろうか。

 かつて、若い頃、自動車工場で昼夜勤で働いていた。夜10時のところ、9時から来て、朝6時に終わるところ、昼勤が来る8時まで11時間労働を経験した。酷使であろう。若いからもったが、一生は無理と思って転職した。病気で休職する人、労災事故、自殺者も多かった。当時の社員数は7万人とあったから地方都市くらいはある。それだけおれば病気や事故、死ぬ人が多いのも自然と思っていた。

 先輩からは、労災保険は社員を死ぬまで酷使してよい法律だ、死ねば労災保険金を家族に支払。健康保険は病気になるまで働かすための道具とも言われた。企業グループの病院は労災事故による入院患者が多かったという。県内で一番保険金をもらっているとも噂されていた。
 残業代、深夜勤務手当ては支払われたから合法であり、今の基準でもブラック企業には当たらない。
 
 あるプロ野球の話で、監督は選手に、死ぬまで練習せよ、死ねば家族の面倒は見てやる、とまで言ったという。その球団は優勝も果たしたからその激励は効いたことになる。

 働くには死ぬ覚悟で、一生懸命やれと檄を飛ばしたのだろうと思う。

 果たして渡辺氏は本当に死ぬまで働け、と言ったのか。言ったとしても真意は大切な働き手を死なせることではあるまい。なんでこんな曲解、誤解が生じるのか。分からない。

 渡辺美樹氏の略歴を読んで気づいたことは、佐川急便のドライバーを経験し、起業資金を作ったことに”死ぬまで働け”の原点があるように思う。今はどうか知らないが、以前は助手の分まで働き、カネが良かったと聞いた。ハードワークだったのだ。
 
 渡辺氏の本音は「そうした不満や不安を乗り越えた先に、大きな成長を手にすることができ、夢に近づくことができることもあるはずです。」に如実に現れている。この部分はワタミがどこの馬の骨か分からない無名時代の社員には効いたと思う。職にありつけさえすればいい、とハングリー精神で集まってきた社員を鼓舞したのだろう。

 ところが1998(平成12)年の東証二部上場から以降の入社組は違うと思う。2年後には東証一部に昇格して、一流企業の仲間入りを果たす。社員の意識も、寄らば大樹の影、となり、大組織になり、会社に従順な社員が増える。一部上場を果たした時点で、佐川急便時代の苦しかった過酷な労働体験を忘れて、社員に還元すべきであった。

 創業経営者に有り勝ちな暴走ではないか。と気づいた。取り巻きの部下は指摘してくれないだろう。

 永大産業と言う会社は有力企業だったが、会社更生法を申請し、倒産。33年後に再上場した。創業者の深尾茂氏の言葉「「頭を使って知恵を出せ!知恵の出せない者は汗を出せ!知恵も汗も出せない者は静かに去れ!」が有名だった。ワタミの「この理念集を否定したときは、君たちにこの会社を去ってもらう」と対比すると、よく似ている。

 社員にも佐川時代の自分と同じ苦労をさせたい。その中から有能な社員が成長してくると信じていたフシがある。成功したにもかかわらず、成功に溺れず、先頭を走る。

 「一将功なりて万骨枯る」と言われないように改革するべきだろう。

 今の永大産業の理念は「「3つの共生を目指します。

・地球との共生

・社会との共生

・人との共生 」 と変わった。
倒産して社会や人を愛する理念にやっと目覚めたのだ。社会あっての企業ということだ。ワタミの成長は社員の働きによるものである。これに学ばないか。私のいた会社も○○○マンであるまえに立派な社会人であれ、と檄を飛ばしていたなあ。

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