広告:業務案内2019/03/30

 当事務所の広告を掲載した「名古屋フリモ」都心版4月号が届きました。
 2010年8月に開業した際も居住地の天白区の中日新聞配達店系列のミニコミ誌に6ヶ月間広告を掲載して地域浸透をはかりました。その後元勤務先から会計業務の請負、契約書などのオファーがあり順風満帆に推移してきました。昨年まで成年後見人を受任しておりました。
 2019年1月以降、民法の改正に対応するべく第2の開業として広告を再開しました。
取扱業務
1 会計業務の請負・・・・契約先企業様の会計ソフト導入から、日々の入力、月次決算、アドバイス、決算書作成までを扱います。経理業務を追加すると支払い(手形、小切手発行、インターネットバンキング、給与・賞与等の支払い、その他)にも対応します。法人税申告等の税務は税理士に外注します。
※会計経理業務は会社員として40年以上の実務経験があります。PCAの会計ソフトと減価償却ソフトを使い込んできました。建設業は7年の実務経験がありますので細部のアドバイスができると思います。
※経理に精通したベテラン社員が急に退職、後継者が着任するまでのつなぎとして、または若手の指導育成にも対応します。ご相談ください。

2 遺産相続・・・行政書士には職務上請求書で委任状なしで戸籍謄本等を代理で取得する権限が付与されています。また委任状により多忙な相続人に代わって相続の業務を総合的に代行します。相続登記は司法書士、相続税の申告書作成は税理士に外注します。
※個別の遺産分割協議書、法定相続情報一覧図の作成もお任せください。
※相続人に法的なトラブルが発生した場合、行政書士では対応できないことがあります。了解を得て知己の弁護士を紹介しますのでご安心ください。

3 終活関連・・・任意成年後見、遺言公正証書等を扱います。
法定後見の方でも高齢、入院、転勤等で対応できなくなったことを理由に他の親族または士業に交代するこができます。
※親族後見から交代で成年後見人として6年間お世話をさせていただいた実務経験があります。

4 許認可・・・代表的な業務は建設業許可申請です。個人営業から法人化、会社設立の定款作成、建設業会計のアドバイスが可能です。

5 離婚のご相談・・・協議離婚の際の公正証書作成のサポートができます。相談中に調停になると判断した場合は了解の上で知己の弁護士に引き継ぎます。

6 帰化許可申請・・・在日外国人の帰化申請の手続きを代行します。多忙な依頼人に代わって必要書類の収集をサポートします。

まずはご相談からです。ご一報ください。
052-961-6506

生活保護の相談2017/09/27

 昨日は電話相談が相次いだ。1件目は生活保護の相談に関して、2件目は国際離婚の相談だった。どちらも市内の在住者だ。丁重に対応した。
 生活保護に関しては以前もあった。結果、正直に申請することであると申し上げた。今回も仕組みを知らないための躊躇があると思われた。後日、事務所に来訪をうけて相談と説明、申請支援をすることとした。
 国際離婚の相談者はアジア人女性でヨーロッパ人男性との結婚で行き詰まったとのこと。ともに永住許可を得ている。日本人としてはたどたどしく聞こえるが、在日外国人としては流ちょうな日本語である。それでも核心にふれる言葉では何度も聞き返すから日常会話に不自由はない程度のレベルである。
 国際結婚の相談かと思いきや離婚というのだから日本も国際化したものである。しかも、在日外国人同士なので厄介な手続きがいる。しかし、士業は相談をうけて正当な理由なく断ることはできないので最後まで話は聞いた。この相談者も働いているので終業後、相談にのることとした。

先ずは相談を!2016/12/22

 3月に知人の紹介で離婚相談を受けたが聞くと調停が必要な案件と判断。行政書士の権限を越えているので、本人了解のもとで知り合いの弁護士に託した。12月半ばになって成立したと報告を受けた。結構難しかった、と先生の弁。でも良かったじゃないか。当職も知人への顔が立つ。この件はどうなっているのか、と心配していたがこれも解決した。
 年末までに重要なことがみな片付いた。後は自分の顧問先の開拓があるがこれは心配と言うより神頼みである。今年はお千代保稲荷に加えて豊川稲荷さんもお参りしよう。

離婚相談2016/03/10

 午後、予約のあった来客を迎える。相談の内容は離婚の際の財産分与だった。夫婦関係の破局に至るまではお互いに気がつかないままにすれ違いの生活から来る。育児や家事など家庭のことは妻に任せた、夫の仕事は関与しないまま長い年月が過ぎる。単身赴任でコミュニケーションがとりにくくなると、妻は夫を会社人間といい、夫は妻が家事を投げた、と不信を抱く。そのうち夫は定年退職するのだが今更家族関係は復旧できない。結果、これまでの夫婦関係の清算に思いが至る。

 どちらがどれだけ悪いということではない。親はなくとも子は育つ、というものの、男の子の成長期には父としての自覚が絶対に必要である。ダメ親父でもいいから子と接触が必要だった。満たされない思いが母へのDVとなる。単身赴任の弊害である。

 単身赴任の歌人・浅野梨郷は家族を思って詠む

 さびしさはかたときならず相わかれともに生きむと相つとめつゝ(ひとつのともし火)

 独り身の生活に耐え切れず、会社を辞めて家族との生活に復帰。片や会社への帰属意識が強すぎて家族を犠牲にしてまで働く日本の会社員。

 聞いてゆくうちにお互いに冷静に協議離婚の話し合いなど無理、紛争になる恐れがあるかな、と判断。家裁の調停の手続きに進むことになると、当職では出来ないので、中途で知人の弁護士に電話した。依頼人を同行して弁護士事務所に行く。幸い、先客が終わったのですぐに相談に入れた。家裁では調停委員を務められたので、質問も具体的で実務に即して、核心的な問答が続く。
 最後は陳述書の書き方の話で締めくくる。依頼人も他で無料相談を聞いて勉強はしてこられたのだが、具体的な手続きには至らない。話し終わって、「問題解決に向かって具体的に動き出した」と感想を漏らす。良い先生に当ったのである。離婚は不幸なことだが、悩みを抱えたままでは生きてゆけない。糸口はつかんだので頑張って手続きを進めて欲しい。そう思う。

会計業務2016/03/09

 9:00~17:00まで執務。2冊の固定資産台帳の閉鎖の作業を終日行う。固定資産ソフトの画面と向き合いながら、資産台帳のページに日付印と転記済のスタンプを押す。手書きでコードも記載しておく。これで資産台帳と固定資産ソフトの関連付けができたことになる。
 市税事務所から、先週送付しておいた償却資産申告書を受け付けた旨、電話があった。
 次は固定資産ソフトの算出する減価償却費を月次で入力すること。このことで決算の数値がよりリアルになる。
 
 携帯電話が鳴る。先だって、知人の紹介で、女性からの離婚協議の相談の件だ。あちこち、相談先を探しているらしく、最初は別の人に相談するとのことだったが、改めて当職に相談したいとの希望である。日時等を打ち合わせる。

法務相談2011/09/12

 10:00から12:00まで予約していた相談者が訪問、相談を受ける。60歳代の女性である。夫は会社経営に専心、別会社の財務担当の経営者として、妻、母として多忙な女の人生を送ってきた。会社経営三昧の夫は独断で経営し、家庭を顧みず、つまらない。離婚を決意したもののその手続きは?というもの。夫との間に合意があり、協議離婚になれば書類作成に話を進めていけるがもったいない気がする。
 整理すると
①夫は新規事業への投資を繰り返し、損失が多いというがそもそも投資で簡単に儲かるものではない。ある程度のところで見切りをつけている。金力があれば儲かるまでやるのが投資。オレンジ共済とか、豊田商事、平成電電など騙されて投資しているわけではない。
②浮気など妻(相談者)に対して不実を働いたことはない。ましてDVの話もでなかった。
③経済的には裕福な生活だった。
④現在は取締役を退任して、パートの待遇で自社の事務をするが給料は30万円と非常識な金額で世間の実態を反映していない。せいぜい半分以下。そもそも仕事があるかどうか不明。
⑤義母から贈与された不動産には会社の銀行借り入れの抵当権が付いている。
⑥離婚の条件が整うには経済的に回復して、社業がうまくいき、借金を返済して抵当権を抹消してもらう。万一自社が倒産すれば取締役の責任を追及される可能性がある。
 聞き漏らしたが自社の金銭消費貸借契約書などに連帯保証人の判子をついていないかどうか。
 結局、現状で離婚に踏み切るには時期尚早ではないか。頭を冷やすようにアドバイスした。
 この相談者の場合、普通の主婦ではなく、経営者の側面があり、問題を複雑化する。自分の権利義務を清算し、すっきりすることが第一条件であろう。
 夫の新規事業が成功し、めでたい時に再び離婚の話を持ち出せるかどうか。本当に自分の意思だったのかどうか。中小企業は良い後継者を得られず、廃業、多くは自己破産が増えていることも示唆しておいた。