必読!「韓国、終りなき反日挑発の歴史的根源を探る」を読む2013/12/02

 正論1月号に掲載。論者は古田博司氏(筑波大学教授)。結論だけを言えば、「日本から輸入した左翼史観」に真実が述べられて、眼から鱗が落ちる思いがした。「日本人が加害者であり、朝鮮人が被害者」という構図を強調し、贖罪意識を植え付けたのは日本の左翼知識人だった。同じ構図は中国にも言えるだろう。薄々感じていたことが整然と説明されている。
 日本の左翼の弱体化を図らない限り、隣国との摩擦は続く。日本の左翼の根源様はソ連のコミンテルン。これを知ってか、知らずにか生かしたのはマッカーサーという。ソ連が崩壊して共産主義は今は無くなった。それでも一党独裁体制は残している。シナ共産党も崩壊寸前という。
 韓国、朝鮮の人々も、民族主義史観から抜け出して、真実を知って欲しいものである。反日を国是とする国の根源が日本の左翼だなんて恥ずかしいとは思わないか。その点を他律性と論者は喝破している。反日は自分の痛みから出た言葉ではなく、日本の左翼から唆(そそのか)されたのである。従軍慰安婦の発端も日本発であった。よせば良いのに日本の弁護士が唆しに行っている。
 韓国側の訴えをうるさいと考えて、充分な調査もしないで、河野談話は発表された。これで益々ねじれてしまった。ありもしない話が世界に拡散された。
 反日を解消することはできないだろう。中国、韓国と距離を置け、という福沢諭吉の言葉は今も生きている。