孤独死の現実 ― 2019/08/02
暑い暑い。にもかかわらず汗拭きを忘れた。植田駅前のコンビニに入ると何と500円前後もする。となりのドラッグでも600円はする。高いので何か汗拭きになる布切れはないか物色したら、おしぼりが見つかった。5本セットで200円だった。ふうっ、これで汗をぬぐえる。
その後、栄から黒川駅経由で汗を拭き拭き、中日信金でのシニア面談会に出席。なんとかご縁を得たいものです。約30分弱でミニ面談を終了後、名鉄清水駅から栄、上前津を経由して植田駅にとんぼ返り。
天白図書館の集会室で孤独死をした人の遺品整理を専門にするT先生の講話を聴いた。これが単なる遺品整理ではなく、法的な裏付けのあるもので今後はこのT先生の考え方や進め方が標準になってゆくのではないか、と思う。
例えば、故人に負債があると知らずに遺品整理(財産として換金)すると単純承認になり、故人の負債を抱えることになる。さらに、新婚時は妻側の親が賃貸住宅の借主の夫の連帯保証人になると、その後離婚、夫は賃貸住宅で孤独死した場合、連帯保証人には家賃の延滞のみならず、遺体の腐敗で住宅が極度に傷むと修繕費が加算される。約600万円弱もの事例にぞっとさせられる。
娘が離婚した場合は連帯保証人の関係も解消しておく必要がある。娘が死亡した場合も同じ。姻族関係も解消して置くことだ。
その他、孤独死する人は生活保護世帯であったりする。高齢者で年金生活者の場合は子が死亡を確認しないこと、DVを恐れて疎遠になっているなど人生の地獄をさまようような事例を見る。
幸福とは何か。幸福ではなくとも不幸に陥りたくはない。その為には生活技術、人間関係、など見直す必要がある。意義深い研修であった。
その後、栄から黒川駅経由で汗を拭き拭き、中日信金でのシニア面談会に出席。なんとかご縁を得たいものです。約30分弱でミニ面談を終了後、名鉄清水駅から栄、上前津を経由して植田駅にとんぼ返り。
天白図書館の集会室で孤独死をした人の遺品整理を専門にするT先生の講話を聴いた。これが単なる遺品整理ではなく、法的な裏付けのあるもので今後はこのT先生の考え方や進め方が標準になってゆくのではないか、と思う。
例えば、故人に負債があると知らずに遺品整理(財産として換金)すると単純承認になり、故人の負債を抱えることになる。さらに、新婚時は妻側の親が賃貸住宅の借主の夫の連帯保証人になると、その後離婚、夫は賃貸住宅で孤独死した場合、連帯保証人には家賃の延滞のみならず、遺体の腐敗で住宅が極度に傷むと修繕費が加算される。約600万円弱もの事例にぞっとさせられる。
娘が離婚した場合は連帯保証人の関係も解消しておく必要がある。娘が死亡した場合も同じ。姻族関係も解消して置くことだ。
その他、孤独死する人は生活保護世帯であったりする。高齢者で年金生活者の場合は子が死亡を確認しないこと、DVを恐れて疎遠になっているなど人生の地獄をさまようような事例を見る。
幸福とは何か。幸福ではなくとも不幸に陥りたくはない。その為には生活技術、人間関係、など見直す必要がある。意義深い研修であった。
ロールプレイ(役割演技) ― 2019/08/05
うだるような暑さの中、冷房の自宅に突然の電話。聞くと知己の女性の姪子さんという。相談ごとがあるらしいので伺うことにした。
話を子細に聞くとまたぞろ姻族の1人が不審な動きをしているらしいと知った。既に弁護士の保佐人が選任されて解決した案件であった。今すぐどうということではないので、一応の対応策をお話しさせてもらった。深刻な事態になるならば???ということである。
その後は新栄の愛知会で成年後見制度の研修へ移動。
ロールプレイ(役割演技(やくわりえんぎ)とは、現実に起こる場面を想定して、複数の人がそれぞれ役を演じ、疑似体験を通じて、ある事柄が実際に起こったときに適切に対応できるようにする学習方法の一つである。)の事例を4件を挙げてもらい、相談者と質問者に交互に交替しながら対案を研修した。びっしり2時間かけて汗びっしょりになった。事例はどれも深刻なことばかりで滅入る。しかし実務経験を積んできたお陰で冷静に対応策が示せるようになった。
実務に勝る研修はない。
話を子細に聞くとまたぞろ姻族の1人が不審な動きをしているらしいと知った。既に弁護士の保佐人が選任されて解決した案件であった。今すぐどうということではないので、一応の対応策をお話しさせてもらった。深刻な事態になるならば???ということである。
その後は新栄の愛知会で成年後見制度の研修へ移動。
ロールプレイ(役割演技(やくわりえんぎ)とは、現実に起こる場面を想定して、複数の人がそれぞれ役を演じ、疑似体験を通じて、ある事柄が実際に起こったときに適切に対応できるようにする学習方法の一つである。)の事例を4件を挙げてもらい、相談者と質問者に交互に交替しながら対案を研修した。びっしり2時間かけて汗びっしょりになった。事例はどれも深刻なことばかりで滅入る。しかし実務経験を積んできたお陰で冷静に対応策が示せるようになった。
実務に勝る研修はない。
相談会へ ― 2019/08/16
台風の影響はなくなった。朝早く外出したが曇っている。少し暑さは和らいだが蒸し暑い。
今日は朝9時から近所の銀行で相談会の相談員として出張。徒歩圏だがこの暑さでは歩く気にはなれない。それで乗ったことのない市バスの時刻を調べて乗車、ほぼ6分で到着した。乗ってみるとバスも良いもんだ。
相談来られたのは皆さん遺言書の書き方の指南だった。自筆遺言書の方法を説明し、且つ公正証書遺言との違いや優位性を話した。3組の中で最後の人がすぐにでも対応を希望された。
こんなにレスポンスが良いのも珍しい。前の2人は探りを入れに来られた感じであった。自分にも遠方に法律家の弟がいるとか、他の法律家に当たってみるとか、中々信用を得るのは難しい。別の人とクロージングって難しいねと話し合った。そう、契約にもってゆく話法である。午後3時に閉店と同時に退出。
今日は朝9時から近所の銀行で相談会の相談員として出張。徒歩圏だがこの暑さでは歩く気にはなれない。それで乗ったことのない市バスの時刻を調べて乗車、ほぼ6分で到着した。乗ってみるとバスも良いもんだ。
相談来られたのは皆さん遺言書の書き方の指南だった。自筆遺言書の方法を説明し、且つ公正証書遺言との違いや優位性を話した。3組の中で最後の人がすぐにでも対応を希望された。
こんなにレスポンスが良いのも珍しい。前の2人は探りを入れに来られた感じであった。自分にも遠方に法律家の弟がいるとか、他の法律家に当たってみるとか、中々信用を得るのは難しい。別の人とクロージングって難しいねと話し合った。そう、契約にもってゆく話法である。午後3時に閉店と同時に退出。
日本のシンドラー、杉原千畝「美談」に隠された真実 ― 2019/08/16
落合道夫(東京近代史研究所代表)
戦前、日本の外交官でリトアニア領事代理などを務めた杉原千畝が外務省に反対してユダヤ難民に通過査証(ビザ)を多数発行(乱発)して救い、日本政府に処罰されたという話は学校教材にも取り上げられている。また、この話はNHKでも報道されたほか、「日本のシンドラー」とうたった映画も製作されたので知っている人も多いだろう。最近では自治体までが杉原の顕彰事業に取り組んでいる。
しかし、この話はよく考えると不合理で後味が悪い。そもそも、ビザの乱発は可能なのだろうか。ビザは上陸地の日本で本省が管理する発行番号と照合するから不可能だ。また、事務方の杉原が殉教者とされ肝心のユダヤ人を保護した日本政府と日本軍が悪者になっているのはおかしい。
そこで調べて見ると、流布している「杉原美談」には、史実の歪曲や隠蔽(いんぺい)、偽造があり、杉原個人にも驚くような過去があることが分かった。そしてこの事件の調査ではもう一方の当事者であるイスラエルの研究者が以下のように重要な情報を提供している。
杉原のビザの給付は乱発ではなく外務省の許可を得ていた。彼はその後1944年、処罰どころか勲五等に叙せられ出世して何のリスクも負っておらず殉教者ではない。そもそもこの2年前には樋口季一郎陸軍中将、安江仙弘陸軍大佐、犬塚惟重海軍大佐が2万人に上る大規模なユダヤ人の救出に成功しており、1941年3月(対米戦の半年前)樋口中将と安江大佐は世界ユダヤ協会からゴールデンブック(恩人名鑑)に記載され、謝辞した犬塚大佐には感謝の銀のシガレットケースが贈られている。その一方、事務方の杉原は表彰されていない。
こうした史実があるにもかかわらず、これらが隠蔽され、杉原美談が独り歩きしているのは明らかにおかしい。そしてイスラエルの研究者からは杉原の戦前、戦後における異常に深いソ連との関係から、ソ連のスパイであった可能性が示唆されている。これは杉原を偉人と見てきた日本人には驚きだろう。もし本当なら、戦争中の日本の重大な外交通信は全部ソ連に筒抜けになっていたことになる。また、現代日本人が再度杉原を使った謀略にだまされていることになる。
以下は
https://ironna.jp/article/13140?p=1
確かにおかしい。愛知県でも在学の事実をもとに瑞陵高校にモニュメントを作った。最近では中区の平和小学校に通学していたとかで名古屋市も顕彰を始めている。
http://koyaban.asablo.jp/blog/2019/07/20/9131235
この動きは何なんだろうと訝っている。そこへ落合氏の論文が好タイミングで投稿された。ソ連のスパイというのだがソ連にからむとありうると思えてくる。有名な瀬島龍三、尾崎秀実などみなソ連のスパイだった。当時のソ連はユダヤ人がロシア人を殺害して作った国家だった。そこが謎めく。ワイマール国もユダヤ人がドイツ人を殺害して作った国家だった。ワイマール体制は60万人のユダヤ人が数千万のドイツ人を支配したが経済失政でヒトラーの台頭を招いた。
戦前、日本の外交官でリトアニア領事代理などを務めた杉原千畝が外務省に反対してユダヤ難民に通過査証(ビザ)を多数発行(乱発)して救い、日本政府に処罰されたという話は学校教材にも取り上げられている。また、この話はNHKでも報道されたほか、「日本のシンドラー」とうたった映画も製作されたので知っている人も多いだろう。最近では自治体までが杉原の顕彰事業に取り組んでいる。
しかし、この話はよく考えると不合理で後味が悪い。そもそも、ビザの乱発は可能なのだろうか。ビザは上陸地の日本で本省が管理する発行番号と照合するから不可能だ。また、事務方の杉原が殉教者とされ肝心のユダヤ人を保護した日本政府と日本軍が悪者になっているのはおかしい。
そこで調べて見ると、流布している「杉原美談」には、史実の歪曲や隠蔽(いんぺい)、偽造があり、杉原個人にも驚くような過去があることが分かった。そしてこの事件の調査ではもう一方の当事者であるイスラエルの研究者が以下のように重要な情報を提供している。
杉原のビザの給付は乱発ではなく外務省の許可を得ていた。彼はその後1944年、処罰どころか勲五等に叙せられ出世して何のリスクも負っておらず殉教者ではない。そもそもこの2年前には樋口季一郎陸軍中将、安江仙弘陸軍大佐、犬塚惟重海軍大佐が2万人に上る大規模なユダヤ人の救出に成功しており、1941年3月(対米戦の半年前)樋口中将と安江大佐は世界ユダヤ協会からゴールデンブック(恩人名鑑)に記載され、謝辞した犬塚大佐には感謝の銀のシガレットケースが贈られている。その一方、事務方の杉原は表彰されていない。
こうした史実があるにもかかわらず、これらが隠蔽され、杉原美談が独り歩きしているのは明らかにおかしい。そしてイスラエルの研究者からは杉原の戦前、戦後における異常に深いソ連との関係から、ソ連のスパイであった可能性が示唆されている。これは杉原を偉人と見てきた日本人には驚きだろう。もし本当なら、戦争中の日本の重大な外交通信は全部ソ連に筒抜けになっていたことになる。また、現代日本人が再度杉原を使った謀略にだまされていることになる。
以下は
https://ironna.jp/article/13140?p=1
確かにおかしい。愛知県でも在学の事実をもとに瑞陵高校にモニュメントを作った。最近では中区の平和小学校に通学していたとかで名古屋市も顕彰を始めている。
http://koyaban.asablo.jp/blog/2019/07/20/9131235
この動きは何なんだろうと訝っている。そこへ落合氏の論文が好タイミングで投稿された。ソ連のスパイというのだがソ連にからむとありうると思えてくる。有名な瀬島龍三、尾崎秀実などみなソ連のスパイだった。当時のソ連はユダヤ人がロシア人を殺害して作った国家だった。そこが謎めく。ワイマール国もユダヤ人がドイツ人を殺害して作った国家だった。ワイマール体制は60万人のユダヤ人が数千万のドイツ人を支配したが経済失政でヒトラーの台頭を招いた。
父母の終活なり秋涼し ― 2019/08/20
こないだの相談会での男性が来訪。具体的な遺言書作成の話を詰めた。長男として高齢の両親の終活を支援することになった。多々あるが幸いにも認知症ではないので遺言公正証書でまとめることとした。
またおば夫婦の話も出た。同じように遺言書を作成し、障碍者ゆえにサポートは任意後見を利用してもらうことが至当と判断し説明。納得してもらった。来月はこの仕事で忙しい。
またおば夫婦の話も出た。同じように遺言書を作成し、障碍者ゆえにサポートは任意後見を利用してもらうことが至当と判断し説明。納得してもらった。来月はこの仕事で忙しい。
県庁へ ― 2019/08/22
依頼先からの宗教法人規則変更の書類が整ってきたので県庁へ出向いて点検を受けた。提出書類2点の不足を指摘された。さっそく様式をカスタマイズして依頼先に送信。記名押印してもらえば揃い、受理される運びとなる。
6月初旬以来ずいぶん時間がかかったのは近場の関係者と統括本部の印鑑をもらうためのエネルギーが半端じゃない。内容的には考える要素はなく県の規則の流れに沿うだけのものとはいえ、法人といえども一旦動き出すとそれは虚構上の生き物なので内容が形骸化しないように整えることになる。住職の死亡、廃寺などなど時代の変化は微に入り細に入り動く。その片鱗のサポートである。
夕方はボードクライミングの見学に出掛けた。このところ山岳会の若手を中心に数名がOMCビルのサムズアップでトレーニングしている。ところが今日はボードの改修の工事とかで休業であった。
6月初旬以来ずいぶん時間がかかったのは近場の関係者と統括本部の印鑑をもらうためのエネルギーが半端じゃない。内容的には考える要素はなく県の規則の流れに沿うだけのものとはいえ、法人といえども一旦動き出すとそれは虚構上の生き物なので内容が形骸化しないように整えることになる。住職の死亡、廃寺などなど時代の変化は微に入り細に入り動く。その片鱗のサポートである。
夕方はボードクライミングの見学に出掛けた。このところ山岳会の若手を中心に数名がOMCビルのサムズアップでトレーニングしている。ところが今日はボードの改修の工事とかで休業であった。
法定後見の書類 ― 2019/08/23
今朝は秋雨前線の通過で雨が降っている。これが新涼といってもいい。午後降雨の中、相談者宅へ出発。相談者の意向に沿って進めてきた法定後見の書類を申立人(相談者)自身で書いてもらった。その点検と追記である。ご主人は美しい筆跡で書いてあり訂正は無かった。これで家裁は通るであろう。
家裁に電話して書類が整ったことを連絡し面会日を予約した。9月初旬に決まった。面談後約1ヶ月で後見人が選任されてこれまでの我々の仕事は完了。後は後見人が財産処分、遺産相続、精算等を進めてゆく。相談者の安堵はもう少し先に見えてきた。
家裁に電話して書類が整ったことを連絡し面会日を予約した。9月初旬に決まった。面談後約1ヶ月で後見人が選任されてこれまでの我々の仕事は完了。後は後見人が財産処分、遺産相続、精算等を進めてゆく。相談者の安堵はもう少し先に見えてきた。