【コスモス発第260号】当センター会員の逮捕報道に関するご報告 ― 2015/07/11
コスモス発第260号
平成27年7月10日
会員各位
一般社団法人コスモス成年後見サポートセンター
理事長 野崎 清好
当センター会員の逮捕報道に関するご報告
会員の皆様方におかれましては、日頃より当センターの運営にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。
さて、去る平成27年7月8日、当センター会員(神奈川県支部)が、成年後見人として財産管理をしていた男性の銀行口座から現金500万円を自分の口座に移し着服したとして業務上横領の容疑により逮捕されました。
当該会員が所属している神奈川県支部は、コスモス設立以前より「NPO法人神奈川成年後見サポートセンター」として存在しており、独自の業務管理の下に運営されていたことから、コスモス合流後、本部が求める業務管理に合わせるべく調整を行っておりました。
そのような過渡期にあったことから当該会員の業務管理が現実として行われておらず、今般のような事件に繋がってしまったことは誠に遺憾であり、また他の会員の皆様に重大なご迷惑をおかけする結果となってしまいましたことについて、深くお詫び申し上げます。
今後、当センターとしましては早急に神奈川県支部に対し厳格な業務管理を求め、当センター並びに会員の皆様の信頼回復に努めてまいりたいと考えております。
何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。
以上
悲しく情けない報告がメールで飛び込んできた。
つまりコスモスSCの会員だが、形だけだった。先行していた神奈川成年後見サポートセンターを神奈川県支部に合流しきれていないようだ。被後見人の財産を横領しておればばれるから、ああだこうだと言い訳して、合流なんてするわけがない。合流していないNPO法人の成年後見SCはこれからも犯罪者が出てくる可能性を否定できない。
愛知県支部でも先行していた組織を吸収しきれていないようだ。どちらかといえば自分等の運営する組織の方が動きやすい。少人数で意思疎通しやすい、地域密着の広報活動が可能とメリットも多い。コスモスSCになってもメリットは殆どない。だから合流も進まないと考えられる。
後見活動を監視監督するのは実際は大変な知的労力を要する。提出された帳簿類を眼光紙背して、ウソを見破る識見と経験が要る。だからこの仕事は税理士が向いている気がすると書いたことがある。帳簿のウソを見破るプロとしての税務署職員OBも適任だろう。
監督はとても無料ではできない。私の場合は名古屋家裁から指名された後見監督人が付いている。3ヶ月に1回、対面で精密な監査を受けている。その上にコスモスSCへの書類提出の監査を受ける。監督人には報酬が出るが、コスモスは会費の範囲で慰労金程度であろう。厳密にやれば会費アップの問題が出て、デメリットが多くなるから退会者もでるだろう。するとコスモスの存在意義が問われる。単なる成年後見の教育機関くらいの意義しかなくなる。これが組織率3%に留まる所以である。
コスモスへの入会前研修では一にも二にも三にも倫理が問われた。「猫にかつを節」の問題をどう克服するのか。横領する人は大抵は過大な借金、投資で穴を開けた、浪費癖などが理由である。政治家も選挙で落選すればただの人である。だからカネが欲しい。他人のカネに手をつけない、という人倫の徹底をするしかない。
平成27年7月10日
会員各位
一般社団法人コスモス成年後見サポートセンター
理事長 野崎 清好
当センター会員の逮捕報道に関するご報告
会員の皆様方におかれましては、日頃より当センターの運営にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。
さて、去る平成27年7月8日、当センター会員(神奈川県支部)が、成年後見人として財産管理をしていた男性の銀行口座から現金500万円を自分の口座に移し着服したとして業務上横領の容疑により逮捕されました。
当該会員が所属している神奈川県支部は、コスモス設立以前より「NPO法人神奈川成年後見サポートセンター」として存在しており、独自の業務管理の下に運営されていたことから、コスモス合流後、本部が求める業務管理に合わせるべく調整を行っておりました。
そのような過渡期にあったことから当該会員の業務管理が現実として行われておらず、今般のような事件に繋がってしまったことは誠に遺憾であり、また他の会員の皆様に重大なご迷惑をおかけする結果となってしまいましたことについて、深くお詫び申し上げます。
今後、当センターとしましては早急に神奈川県支部に対し厳格な業務管理を求め、当センター並びに会員の皆様の信頼回復に努めてまいりたいと考えております。
何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。
以上
悲しく情けない報告がメールで飛び込んできた。
つまりコスモスSCの会員だが、形だけだった。先行していた神奈川成年後見サポートセンターを神奈川県支部に合流しきれていないようだ。被後見人の財産を横領しておればばれるから、ああだこうだと言い訳して、合流なんてするわけがない。合流していないNPO法人の成年後見SCはこれからも犯罪者が出てくる可能性を否定できない。
愛知県支部でも先行していた組織を吸収しきれていないようだ。どちらかといえば自分等の運営する組織の方が動きやすい。少人数で意思疎通しやすい、地域密着の広報活動が可能とメリットも多い。コスモスSCになってもメリットは殆どない。だから合流も進まないと考えられる。
後見活動を監視監督するのは実際は大変な知的労力を要する。提出された帳簿類を眼光紙背して、ウソを見破る識見と経験が要る。だからこの仕事は税理士が向いている気がすると書いたことがある。帳簿のウソを見破るプロとしての税務署職員OBも適任だろう。
監督はとても無料ではできない。私の場合は名古屋家裁から指名された後見監督人が付いている。3ヶ月に1回、対面で精密な監査を受けている。その上にコスモスSCへの書類提出の監査を受ける。監督人には報酬が出るが、コスモスは会費の範囲で慰労金程度であろう。厳密にやれば会費アップの問題が出て、デメリットが多くなるから退会者もでるだろう。するとコスモスの存在意義が問われる。単なる成年後見の教育機関くらいの意義しかなくなる。これが組織率3%に留まる所以である。
コスモスへの入会前研修では一にも二にも三にも倫理が問われた。「猫にかつを節」の問題をどう克服するのか。横領する人は大抵は過大な借金、投資で穴を開けた、浪費癖などが理由である。政治家も選挙で落選すればただの人である。だからカネが欲しい。他人のカネに手をつけない、という人倫の徹底をするしかない。