国際結婚の話 ― 2011/04/10
4/9の研修後丸の内の事務所で書類整理、片づけを済まして近くの知人が経営する居酒屋に行く。久々の試験で頭が興奮気味のままでは帰れないと思ったから。
観音様のように目鼻立ちの整った美形の女性がいる。新任らしい。今までの手伝いの娘は先だっての東日本大地震で被災した親戚の復旧応援のために東北の地へ行き辞めてしまったとか。こんな居酒屋にも影響はあったのだ。
この娘が飛び込んで来るまでは帯に短し襷に流しで適任の娘が居なくててんてこ舞いして大いに疲れたという。居酒屋の看板にアルバイト募集とでも書いてあったのだろう。それを見て申し込まれたのだ。主の呼び方が外国人っぽく聞こえるので聞いてみるとそれが実は中国人という。
そうと聞いて私も早速名刺を差し出した。申請取次行政書士の出番があるかも知れないからだ。日本へは日本人男性との結婚で入国した。日本人の配偶者という在留資格である。だから日本で就職し仕事もできる。永住許可を取るのが難しい、とかいうのでご主人はもう申請手続きに動いているようだ。
話題は日常の料理に振った。すると炒め物が多いという。すかさず主がこの前はこの娘が大変にんにく臭かった、という。ははん、貴方、東北地区出身ですか、満洲の・・・。曰く吉林省という。しかも満州族であって漢民族ではない。要するに寒い地方の食生活ではにんにくは欠かせない、という直観である。
最近読んだ中国大陸の近現代史の知識(例えば『歴史通』2010.3「満洲国はワンダーランド」、宮脇淳子『世界史の中の満洲帝国と日本』、黄文雄『満州国は日本の植民地ではなかった』などいずれもWAC出版)のキーワードを駆使して会話を続けた。少数民族の数は確か50くらい?というと曰く55と正確に答えてくれる。レスポンスの早い会話からして高等教育も受けているように思う。反日、侮日の教育は受けていないとか。
日本人女性が失った控え目な性格という美徳をこの娘は失っていない。お客さんの人気もある様子でよかった。いつしか焼酎のオンザロックも2杯目となり、土曜日ゆえの早めの閉店時刻も迫ってきたので精算。
観音様のように目鼻立ちの整った美形の女性がいる。新任らしい。今までの手伝いの娘は先だっての東日本大地震で被災した親戚の復旧応援のために東北の地へ行き辞めてしまったとか。こんな居酒屋にも影響はあったのだ。
この娘が飛び込んで来るまでは帯に短し襷に流しで適任の娘が居なくててんてこ舞いして大いに疲れたという。居酒屋の看板にアルバイト募集とでも書いてあったのだろう。それを見て申し込まれたのだ。主の呼び方が外国人っぽく聞こえるので聞いてみるとそれが実は中国人という。
そうと聞いて私も早速名刺を差し出した。申請取次行政書士の出番があるかも知れないからだ。日本へは日本人男性との結婚で入国した。日本人の配偶者という在留資格である。だから日本で就職し仕事もできる。永住許可を取るのが難しい、とかいうのでご主人はもう申請手続きに動いているようだ。
話題は日常の料理に振った。すると炒め物が多いという。すかさず主がこの前はこの娘が大変にんにく臭かった、という。ははん、貴方、東北地区出身ですか、満洲の・・・。曰く吉林省という。しかも満州族であって漢民族ではない。要するに寒い地方の食生活ではにんにくは欠かせない、という直観である。
最近読んだ中国大陸の近現代史の知識(例えば『歴史通』2010.3「満洲国はワンダーランド」、宮脇淳子『世界史の中の満洲帝国と日本』、黄文雄『満州国は日本の植民地ではなかった』などいずれもWAC出版)のキーワードを駆使して会話を続けた。少数民族の数は確か50くらい?というと曰く55と正確に答えてくれる。レスポンスの早い会話からして高等教育も受けているように思う。反日、侮日の教育は受けていないとか。
日本人女性が失った控え目な性格という美徳をこの娘は失っていない。お客さんの人気もある様子でよかった。いつしか焼酎のオンザロックも2杯目となり、土曜日ゆえの早めの閉店時刻も迫ってきたので精算。