リニア中央新幹線ルート ― 2013/09/20
以前から実験線のニュースで時速500kmの夢の超特急と謳われたリニアがいよいよ来年着工の運びとなった。
ルートを見てみると、何と言っても南アルプスの長大トンネルが大きな課題になる。長さ約20kmはあるようだ。そしてもっとも興味を引くのがフォッサマグナを横断し、脆弱な四万十帯を貫通することだろう。この計画に反対する意見は余り表に出てこないが、検索すると結構ヒットする。
映画「黒部の太陽」を見たばかりであるが、あのトンネルも難航した。最後に工事費は無制限に使っていい、というセリフもあった。掘り出したら止められないから今度のリニアも資金的に行き詰まれば税金を投入してでも貫通させるだろう。
問題は地質学的な懸念であろうか。
三重県の蓮ダムもフォッサマグナの上に建設された。事があれば一大事になる。
8/10に伊那山脈の矢筈トンネルを通過したが、中央部分は水圧で濡れていた。相当な地下水があるのだろう。
昔、草木トンネルを通過したこともある。このトンネルは本来は青崩峠の直下に掘るべきだったと思うが、脆弱な地質を避けて迂回された。
昔、R152を通って地蔵峠に行けたが、今は道路が崩壊して行けない。フォッサマグナは絶えず動いているのだろう。
ボーリング調査された小渋川周辺には伊那山脈の大西山附近に日本三大崩れの一つがある。小渋川源流の荒川岳も崩壊地と地形図に印刷されている。崩壊は絶えずあって、小渋川を埋めてしまったようだ。その少し北に掘るようだ。
掘ることは掘るだろうが、時速500kmの振動が地質に与える影響までは机上の理論にしかならない。恐いけどやってみるか、ということだろう。
御岳スキー場開発で、ゴンドラ建設で延伸する際に原生林を伐採し、根っ子をダイナマイトで掘った。その結果あの御岳の噴火が起きたと、地元の猟師が言った。
東北一帯の地震多発も東北新幹線の北進と関係がありそうに思う。建築会社にいた頃、地盤の弱いところに倉庫を建てた。基礎工事で鉛筆の先のような形状のコンクリートの基礎杭を何本も打ち込んだ。硬い岩盤に当たるまでやるそうだ。建物は静過重がかかるが、新幹線は毎日、200km以上の速度で大量のお客を乗せて疾走している。大地に与える刺激は想像を超えるだろう。
杞憂かも知れないが、ちょっと恐い気もする。リニア新幹線である。
ルートを見てみると、何と言っても南アルプスの長大トンネルが大きな課題になる。長さ約20kmはあるようだ。そしてもっとも興味を引くのがフォッサマグナを横断し、脆弱な四万十帯を貫通することだろう。この計画に反対する意見は余り表に出てこないが、検索すると結構ヒットする。
映画「黒部の太陽」を見たばかりであるが、あのトンネルも難航した。最後に工事費は無制限に使っていい、というセリフもあった。掘り出したら止められないから今度のリニアも資金的に行き詰まれば税金を投入してでも貫通させるだろう。
問題は地質学的な懸念であろうか。
三重県の蓮ダムもフォッサマグナの上に建設された。事があれば一大事になる。
8/10に伊那山脈の矢筈トンネルを通過したが、中央部分は水圧で濡れていた。相当な地下水があるのだろう。
昔、草木トンネルを通過したこともある。このトンネルは本来は青崩峠の直下に掘るべきだったと思うが、脆弱な地質を避けて迂回された。
昔、R152を通って地蔵峠に行けたが、今は道路が崩壊して行けない。フォッサマグナは絶えず動いているのだろう。
ボーリング調査された小渋川周辺には伊那山脈の大西山附近に日本三大崩れの一つがある。小渋川源流の荒川岳も崩壊地と地形図に印刷されている。崩壊は絶えずあって、小渋川を埋めてしまったようだ。その少し北に掘るようだ。
掘ることは掘るだろうが、時速500kmの振動が地質に与える影響までは机上の理論にしかならない。恐いけどやってみるか、ということだろう。
御岳スキー場開発で、ゴンドラ建設で延伸する際に原生林を伐採し、根っ子をダイナマイトで掘った。その結果あの御岳の噴火が起きたと、地元の猟師が言った。
東北一帯の地震多発も東北新幹線の北進と関係がありそうに思う。建築会社にいた頃、地盤の弱いところに倉庫を建てた。基礎工事で鉛筆の先のような形状のコンクリートの基礎杭を何本も打ち込んだ。硬い岩盤に当たるまでやるそうだ。建物は静過重がかかるが、新幹線は毎日、200km以上の速度で大量のお客を乗せて疾走している。大地に与える刺激は想像を超えるだろう。
杞憂かも知れないが、ちょっと恐い気もする。リニア新幹線である。