世界レスリング土性沙羅さん、初出場で「銅」2013/09/21

 中日新聞夕刊のスポーツ欄に目が釘付けになった。
 世界レスリングで初出場で「銅」というトピックではない。「土性」という珍しい姓名である。愛知県の至学館大学(旧中京女子大学)出身だが、直観的にこの人は三重県出身、それも津市から南の人、と詳細を読むと松阪市出身だった。
 私は三重県の中学生時代、陸上競技の短距離選手だった。毎年秋になると一志郡内の中学校が隣校リレーと称して、短距離で1位を競った。その時の選手の中に「土性」という珍しい姓名があったことを記憶している。強かったこともあろうか。当時の香良洲町だったと思う。それで我々は、彼らは毎日砂の上を走って鍛えているんだろう、と話し合った。砂の上は走りにくいから負荷がかかる。心肺機能も向上する。

 名字由来ネットで検索すると、
http://myoji-yurai.net/
 【全国順位】 11,640位
【全国人数】 およそ600人

 都道府県別ランキング

 三重県 747位 およそ400人

 「解説」現三重県である伊勢起源とも言われるが、はっきりとした出自は不明。近年、三重県に多く、特に一志郡香良洲町に多数みられる。
以上
地形図
 http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?meshcode=52360400

 香良洲町に、という記憶は確かだった。子供の頃は農家だったから現金は余りなく、香良洲町から魚の行商人が良く来て、米と交換という現物取引を祖父がよくやっていた。香良洲は雲出川が運んだ土砂が形成した典型的なデルタ地形で、漁師が多かったと思う。

 土性沙羅さんは18歳というから中学生の頃は三重県で育ったのだろうか。レスリングのことは知らないが、足腰の粘り強さが要求されるのはスポーツの基本である。名字からして根性もありそうだ。土性骨ともいう。
 次は金メダルを取って!