公証人役場で2019/07/09

 何とかもってくれよと願う、どんよりした梅雨曇り。朝11時に同乗してAさん宅に向かう。Aさんは高齢だが元気だ。
 昨年4歳下の妻に病気で先立たれて独居老人になった。心配なのは自分の財産を唯一の甥に託したい、と遺言書の相談に来られた。そこで遺言公正証書を勧めたところ合意を得て、本日公証人役場で証人の1人になった。遺言執行人にもなった。公証人が原文を読み上げた。原本に署名した。原本は役場に保管、正本と謄本が当方に交付された。正本はAさんに、謄本は当職が預かった。
 これでAさんも安堵を得られたことだろう。もうすぐ亡妻の一周忌が巡ってくる。妻に先立たれた男は弱い、と聞くが、足はしっかりしているので自活はできる。自宅もよく片付いていた。断捨離をしているのだろうか。任意後見も勧めた。他人の世話になりたくはないが年を取るとそうもいかない。
 幸い、1日もってくれた。今夜は新しく買い置きしてあった焼酎の水割りにした。肴はアサリの酒蒸し。

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