どうなる?東京都知事選挙2014/01/19

 猪瀬知事の辞任で東京都知事が全国から熱い注目を浴びている。そのはずで元総理の細川氏が立候補の予定、応援する元総理の小泉氏、弁護士の宇都宮氏、元自民党の舛添氏と多士済々の面々である。しかも争点は脱原発、それも即時脱原発というのだから熱くなるのも道理である。
 しかし、即時脱原発となれば深夜電力を見直す契機になるだろう。深夜電力は原発の余剰電力の利用を前提としてある。わが家の深夜電力温水器も恩恵を受けている。
 大企業の深夜労働、コンビニの深夜営業、多くの電力を消費する自動販売機、パチンコ屋も営業の制限があるだろう。このシステムを維持するために今は石油や天然ガスを焚いて電気を起こしている。社会への影響は計り知れない。需要が増えて高くなった原油に加えて円安で更に高くなっている。貿易収支の赤字の原因にもなっている。
 原発を止めるならば社会の仕組みも変えねばなるまい。本当は節電、省エネをしてから止めたい。現実的には細川氏らの即時脱原発主張は掛け声倒れに終わるだろう。
 もう一人、伏兵として田母神氏がいる。元自衛隊の幹部だった人で、愛国者である。ネットでは抜群の人気である。福島県出身ながら原発再稼動を主張していて他の候補と対峙する。この点を有権者の都民がどう評価するか。