世界の人口70億人突破!と黄禍論(Yellow Peril) ― 2011/10/31
マスコミ各紙が世界の人口が今日で70億人を突破すると騒いでいる。数値をみて驚くのはインドの12億人である。記憶では5億人だったのだが。中国は元々多かったが今は13億人という。事実ならばこの人口大国で36%も占める。中国の一人っ子政策は我々でも知っているが役所に隠れて産む人もいるようだから実質の人口はもっと多そうだ。
かつて日清、日露戦争に勝利して沸き立つ日本の台頭に対する警戒心の表れとして白人国家に黄禍論が拡がりました。アメリカは法律を作って中国人や日本人を排斥して最もあからさまな国でした。黄色人種蔑視がかの広島長崎の原爆投下にもつながったといいます。
戦後は日本経済の目覚しい発展で日本の人口も増え続け、今は減り始めようとしています。そんなときにこのニュースです。余り喜ばしいニュースでもありません。子供の頃は36億人と教わった記憶があります。それから2倍近い増え方です。食糧はどうするの?耕作地は?エネルギーは?と疑問符だらけ。またぞろ白人国家から黄禍論が沸き起こらないとも限りません。
唐突な話だが人口問題なら江戸時代が参考になるだろう。家では長子のみ相続、結婚しあとは養子、下男か作男になって働くだけ。あるいは芸人、旅役者、町人になるか。こんな人口抑制的な専制封建社会が300年も続き、文明をもたらした。しかも人生50年という時代だった。それでも戦国時代よりは人口の増加はあり、インフレだったという。
人間のもつエネルギーを子孫繁栄からそらすことは出来まい。資本主義は生産した商品をさばくために消費者を必要とした。人生の幸福は結婚、出産、育児、成人へと画一的な家族観社会観が資本家政治家によって形成されてきた。人生のサイクルは消費のサイクルでもある。核分裂するごとく家族が増えるかぎり資本主義が行き詰まることはない。
資本主義は奪い合いという。しかし、ものには限界がある。誰かが人口抑制を人類の知恵として言わない限り皆の幸福はない。誰も人口の制御はできないだろう。人口抑制の政策を挙げても投票する人は居ないだろう。結局は行くところまで行って自滅するしかないのか。狂人となった為政者が原爆を誤爆させるとか、戦争を仕掛けるとかしない限り人口の減少はない。新しい経済学よ出でよと思う。
かつて日清、日露戦争に勝利して沸き立つ日本の台頭に対する警戒心の表れとして白人国家に黄禍論が拡がりました。アメリカは法律を作って中国人や日本人を排斥して最もあからさまな国でした。黄色人種蔑視がかの広島長崎の原爆投下にもつながったといいます。
戦後は日本経済の目覚しい発展で日本の人口も増え続け、今は減り始めようとしています。そんなときにこのニュースです。余り喜ばしいニュースでもありません。子供の頃は36億人と教わった記憶があります。それから2倍近い増え方です。食糧はどうするの?耕作地は?エネルギーは?と疑問符だらけ。またぞろ白人国家から黄禍論が沸き起こらないとも限りません。
唐突な話だが人口問題なら江戸時代が参考になるだろう。家では長子のみ相続、結婚しあとは養子、下男か作男になって働くだけ。あるいは芸人、旅役者、町人になるか。こんな人口抑制的な専制封建社会が300年も続き、文明をもたらした。しかも人生50年という時代だった。それでも戦国時代よりは人口の増加はあり、インフレだったという。
人間のもつエネルギーを子孫繁栄からそらすことは出来まい。資本主義は生産した商品をさばくために消費者を必要とした。人生の幸福は結婚、出産、育児、成人へと画一的な家族観社会観が資本家政治家によって形成されてきた。人生のサイクルは消費のサイクルでもある。核分裂するごとく家族が増えるかぎり資本主義が行き詰まることはない。
資本主義は奪い合いという。しかし、ものには限界がある。誰かが人口抑制を人類の知恵として言わない限り皆の幸福はない。誰も人口の制御はできないだろう。人口抑制の政策を挙げても投票する人は居ないだろう。結局は行くところまで行って自滅するしかないのか。狂人となった為政者が原爆を誤爆させるとか、戦争を仕掛けるとかしない限り人口の減少はない。新しい経済学よ出でよと思う。