モンロー主義へ?2012/06/11

 今朝は新聞の休刊日で落ち着かない。玄関扉にあるはずのものがないとおろおろする。そこでWEB版も見るが表面をなでるだけの感じ。やむなく昨日の新聞を読み直す。
 中日新聞言論コーナーの「視座」はいつも注目記事が多い。今日は浜先生の執筆だ。題して「さらば基軸通貨ドル」。同時に人民元と円の直接取引に絡ませて、ドルの終焉を謳う。「ドルの通貨的神通力はかくも低下したのか」と悪趣味的な喜びに浸ると表現して感慨を語られる。
 ふと頭に過ぎった言葉はモンロー主義という考え方だ。WIKIは以下に。
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%83%BC%E4%B8%BB%E7%BE%A9
 関岡英之『拒否できない日本』(文春新書)に示されるごとく、アメリカの日本(だけではない)に対する内政干渉は甚だしい。アメリカはかなり手ごわい旧敵であるが、今はトモダチである。
 そのトモダチが表面的には人民元と円の直接取引をよくも妨害しなかったものだと思うのは私だけではあるまい。ドルの力が弱まれば(安くなれば)、発言力も弱まると考えるのは早計かも知れない。反対にアメリカは金を蓄えているとの情報もある。まさか、金本位制にカンバック?でしょうか。世の中はまさかの連続という。或いは・・・。
 やっぱりドルで資産を持つのは危険?それとも・・・金の裏づけがあるなら良いのか。アメリカが自信を無くして、モンロー主義に陥ると日本は大打撃だ。何も言わなかったはずはないが、気持ち悪い話ではある。

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