会計業務2011/07/27

 10:00から17:00まで顧問先で執務。今日は決算関連の業務に終始。減価償却費の算出、途中で購入した資産の追加償却の仕訳を行った。会計の中でもっとも面倒な業務になる。
 前期は特に金型の購入が多かった。追加の分はいっそ今期に先送りしょうかと相談し、税務署に問い合わせると了だった。要するに資産の減少がないから税金を多く徴収できるからだ。
 しかし、前期のみ変則的な処理をすると痛くない腹を探られるので定例的な処理に落ち着いた。税金を払ってまでやることではない。面倒だが順法でいく。

 それにしても税務会計というように税法に則り、煩雑な租税特別措置法の特例など、制限を設けるから会計処理がなお煩雑になる。
 法人税の減税をするなら税率をいじるのではなくて税法が企業会計原則の基準と利益相反しないように耐用年数の撤廃も含めて検討されるべきと思う。
 同じ建物であっても業種によっては早い償却が必要なことがある。なるだけ資産に計上しないで済む会計処理が適当である。そもそも勘定あって銭足らずという現象は税法との利益相反から起きることなのだ。

 顧問先を出ると土砂降りに遭う。日本経済いや世界の経済も土砂降りの状況。欧州もアメリカもおかしいぞ。
 中国の有り得ない鉄道事故のとんでもない後始末に仰天。破裂しそうな国家を必死で支えてる感じ。弱い犬ほどよく吠えるの類か。だから福沢諭吉はシナを見限ったんだな。

認知症の本体とは?2011/07/27

 社団法人全国社会保険協会連合会という団体が発刊する月刊「社会保険」5月号からの”認知症はこころの生活習慣病”の連載が興味深い。初回がタイトルの通りで左脳右脳が関係することに引きつけられた。
 俳句などは右脳の仕事、計算などは左脳の仕事なんである。
 「若い頃から何の趣味も持たず、絵も音楽も文芸もスポーツもまったく楽しまず、こころから打ち解けて話したり笑いあう友人もなく、ただ勉強だけ、社会人になったら仕事一辺倒で生きてきたという人は、やはり感性の欠如の人がほとんどです。
 ただただ仕事一辺倒だった人の定年後は、なんとも淋しいものになってしまいます。
 友もなく、趣味もなく、夢もなく、笑いなしの日々になり、家族が気付いたちきには認知症に足を踏み入れていた、という人が私の外来に沢山来られます。もちろん、本人が自分からではなく、家族が「なんだかおかしいから」と連れてくるのです。」
 執筆者の医師・金子満雄氏は最後に 
 「認知症の90%以上が「こころの生活習慣病」であり、それは「感性欠如」によってもたらされることを、30有余年の認知症研究と20年以上の臨床診療で確信しています。」と断定する。

 会社員生活に心身ともにささげて認知症になったのではたまらない。何らかの道楽が欲しいものです。

 右脳のことは昔、品川嘉也という先生が『右脳(ミギノウ)俳句』(大脳生理学が明かす創造力自由自在1984 ダイヤモンド社)を著した。私も読んだことがある。