JR西日本の新幹線のぞみの台車に亀裂①2018/02/28

ソース:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27504090Y8A220C1000000/?n_cid=SPTMG053
 
  以前に勤めていた会社が中国の下請けに出した事例に瓜二つの事件である。
  もちろん製品は違うが、「JR西によると、亀裂が入った台車枠の鋼材は縦約17センチ、横16センチで、中が空洞のロの字型構造。厚さ8ミリの鋼材を使って成型後、別の部品を溶接した際に底面の一部を削ったため、加工後の厚さの基準に満たなかった。」と言う件。
 勤務先の中国の下請けも指示していないのに溶接の盛の部分をグラインダーで削ったため強度が不足して外れた。それで得意先から返品回収ということになった。日本の下請けなら常識としてそんな加工はしない。
  JRの事例は人命にかかることだけに深刻だ。品質管理の問題ではない。安全管理の問題である。川崎重工業の下請けが中国に下請けに出していたことが考えられる。コストダウンと称して中国に下請けに出すのは危険だ。原因解明の推移に注視していきたい。