【高論卓説】信用不安が広がるドイツ銀行 共存の大株主・中国企業も経営危機2019/01/13

チャンネル桜の「言いたい放談」
https://www.youtube.com/watch?v=R-1FzvsiHlU
【言いたい放談】ブレグジットとドイツ銀行の余命、中国の台頭と日本の停滞[H31/1/10]からドイツ銀行の危機状況を再認識させられる。そんなに悪いのか、の驚きを以って拝聴した。
 中国とドイツは表裏一体なのか。
・メルケルは政治的に移民問題で失政し、引退
・フォルクスワーゲンはクリーンディーゼルで不正、多額の負債
・スズキとの資本提携も実を結ばず、株を手放す。要するにスズキに提供するだけの環境技術はなかった。スズキの片思い。
・英国のEU離脱でEUが実質崩壊
・米中心のグローバリズムが破綻
・2019年の世界は大波乱か。

参考サイト
ソース:https://www.sankeibiz.jp/macro/news/180606/mcb1806060500018-n1.htm
2018.6.6
 ドイツ銀行への信用不安が広がっている。米国の連邦預金保険公社が米国のドイツ銀の子会社を「存続が脅かされるほどに財務に弱さがある銀行」のリストに加え、昨年、米連邦準備制度理事会(FRB)も同様の判断をしたと報じられたからである。また、米格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は、ドイツ銀の格付けを「BBB+」に引き下げた。この2つの要因からドイツ銀行の株が売られ、株価が過去最安値を記録したのである。
 中略
 また、この問題の背景には中国との問題も絡んでいる。実はドイツ銀の筆頭株主は中国の海航集団であり、海航集団も経営危機に陥っており大規模な業務再編の最中にある。つまり、共依存の関係にあるともいえるのだ。どちらかが破綻すればそれが連鎖する可能性もある。
 ドイツ銀は排ガス問題を抱えるフォルクスワーゲン(VW)グループと世界最大の自動車部品、素材メーカーであるボッシュのメインバンクであり、このどちらもが中国が最大の顧客なのである。つまり、中国の製造業の要の一つでもあるのだ。

 そして、ドイツ政府としては、自国の産業基盤の破壊ともいえるドイツ銀の破綻を許すわけにもいかず、非常時には国有化を含む資本注入を含めた対応を行うものと思われる。トランプ米大統領はこれをドイツと中国との貿易戦争の交渉カードに利用する可能性もある。

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