NHK(WEB)~安倍首相が緊急事態宣言 7都府県対象 効力5月6日まで2020/04/07

ソース:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200407/k10012373011000.html?utm_int=news_contents_news-main_001

2020年4月7日 18時17分

 新型コロナウイルスの感染が都市部で急速に拡大している事態を受けて、安倍総理大臣は、政府の対策本部で、東京など7都府県を対象に、法律に基づく「緊急事態宣言」を行いました。
 宣言の効力は来月6日までで、東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡が対象となります。

 午後5時半すぎから総理大臣官邸で開かれた政府の対策本部で安倍総理大臣は「諮問委員会において、新型コロナウイルス感染症は肺炎など重篤な症例の発症頻度が相当程度高く、国民の生命および健康に著しく重大な被害を与えるおそれがあり、感染経路が特定できない症例が多数に上り急速な増加が確認されている。医療提供体制もひっ迫してきているとされた」と述べました。

対象は東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡

 そのうえで、「全国的かつ急速なまん延により国民生活および国民経済に甚大な影響を及ぼすおそれがある事態が発生したと判断し、特別措置法に基づき、『緊急事態宣言』を発出する」と述べ、東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県を対象に、「緊急事態宣言」を行いました。宣言はこのあと官報で公示され、7日から来月6日まで効力が生じることになります。

 そして安倍総理大臣は、感染拡大の状況などから緊急事態宣言の措置を実施する必要がなくなった時は速やかに宣言を解除する方針を示しました。

「『都市封鎖』を行うものではない」

 また「緊急事態を宣言しても海外で見られるような『都市封鎖』を行うものではなく、公共交通機関など必要な経済社会サービスは可能なかぎり維持しながら、
『密閉』、
『密集』、
『密接』の3つの密を防ぐこと
などで、感染拡大を防止していく対応に変わりはない」と強調しました。

「人と人との接触 7割~8割削減を」

 さらに安倍総理大臣は「最も重要なことは、国民の皆さんの行動を変えることだ。専門家の試算では、私たち全員が努力を重ね、人と人との接触機会を
最低7割、
極力8割削減すること
ができれば、2週間後には感染者の増加をピークアウトさせ、減少に転じさせることができる。効果を見極める期間も含め、大型連休が終わる来月6日までの1か月間に限定して、国民の皆さんには7割から8割の削減を目指し、外出自粛をお願いする」
と呼びかけました。

 そのうえで「この国家的な危機にあたり、国民の命と健康を守ることを第一に、都道府県とも緊密に連携しながら、感染拡大の防止に向けた取り組みを進めていく」と述べ対策に全力を挙げるよう関係閣僚らに指示しました。

 安倍総理大臣は、7日午後7時から記者会見を行い、宣言を行う理由や具体的な措置などを説明し、国民に協力を呼びかけることにしています。
以上。一部編集して転載しました。

・・・ついに最悪の局面が来たか。特に東京都の感染拡大のスピードが早い。全国から人間が集中して、ビジネス、政治経済活動を行うから接触する人の数が桁違いに多い。思えば3月中旬の三連休辺りから気の緩みで、レジャーに出掛けた人が多く、感染拡大が激増したと言える。

 それは有名人コメディアンの志村けんの急死が象徴する。

「2020年3月17日に倦怠感を訴え、自宅で静養。19日に発熱と呼吸困難の症状が出始め、翌20日に訪問診察をしたところ重度の肺炎と診断され、東京都港区内の病院に緊急入院となった。入院後、21日に人工呼吸器に切り替えた段階から意識はなかった。入院の際に新型コロナウイルスの検査を実施したところ、23日に陽性と判明した。24日に人工心肺が必要と診断を受けて、新宿区内の病院へ転院してECMOを装着。入院時には肺に影も見られ、一時は気道を確保する気管挿管の処置も取られた。また、同日には保健所による調査で、17日が発症日であることと濃厚接触者の特定が完了したが、感染経路については不明とされている。検査結果を受け、同年12月公開予定だった自身初の主演映画『キネマの神様』のクランクインが延期となり、3月26日、同作への出演を辞退したことを所属事務所が発表した。

2020年3月29日午後11時10分、新型コロナウイルスによる肺炎のため、入院先の国立国際医療研究センター病院で死去した。70歳没。」

 あっという間の死去だった。死なせたくない芸能人であった。逆説的にはこれで少しはコロナウイルスの怖さが国民に周知されたであろう。

 しかし、その後も慶應大学病院 研修医が40人で会食し、18人が集団感染 、岐阜大学医学部でも感染が確認された。精神科の30代の男性医師2人と、当時同僚で美濃加茂市の医療機関に勤務する20代の男性医師1人。3人は3月26日、岐阜市若宮町のナイトクラブ「シャルム」で飲食をしたという。同店では複数の客と従業員が感染し、クラスター(集団感染)が発生している。
 このような事態を踏まえてのやむなき措置であろう。20%から30%の必要な外出に絞ることになる。中止すること、延期することを優先し、人と会うことを減らす。

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