会計業務 ― 2011/09/08
9:30~17:30まで顧問先で執務。9/15の支払いの準備を始める。支払い一覧表に基づいて手形に日付印、社名など押印し、金額を印字する。チエックの後、仕訳入力する。留守の間の現金払いの仕訳と入力。他溜まった郵便物など処理。
コンプライアンスということ ― 2011/09/08
女性演歌歌手で若干40歳の島津亜矢さんのファンになって早いものでもう1年が過ぎた。昨年の秋、二葉百合子さんの引退が伝えらたことをきっかけにユーチューブで「岸壁の母」を聞いた。右隣のリストに他の歌手のカバーもあってたまたま島津亜矢さんの動画に飛んだ。これが素晴らしかった。
以来、ファンサイトをチエックして楽しんできた。ところがが今年の8月になって著作権侵害ということでお気に入りに入れていた動画のほとんどのユーザーがアカウントを取り消されたり、自発的に削除し、ファイルが再生できなくなった。それを集めていた掲示板形式のファンサイトにも著作権侵害の幇助の疑いとかの警告の書き込みもあって自粛されていた。権利者はテイチクやNHKの名前があがっていた。
ところがこの9月になると再び投稿が増え始めた。アカウントなるものは本名ではないので何度も別の名前で登録が可能だ。かつての交通法規における駐車違反みたいなもので追い払っても追い払っても違反駐車が後を絶たないのと同じで著作権侵害もユーチューブに関しては決め手がないと思われる。
そもそも、ユーチューブへの違法投稿で一体どれだけ被害があったというのだろう。警告の投稿者はCDの売上とユーチューブの利用の件数のグラフを貼り付けて反比例することを示した。CDやDVDからコピーして投稿すると皆がCDを買わなくなるという説得のためだろう。きわめて信憑性が薄い。
しかし待てよ、と思う。私もファンになってから数枚のCDを買ったぞ。中にはレンタル落ちも2枚あるが。これはユーチューブの動画がPR効果を発揮したのではないかな。実力はあるが島津亜矢のような無名に近い歌手はマスコミへの露出度が少ないから知名度が上がらない。
テイチクの広告をたまには見るがファンになってからだ。それまでは無関心だった。ネットの書き込みを読むと動画を観てからファンになった人が随分多い。
根っからの古いファンはどうもNHK・TVやBSの歌番組を楽しむ高齢者が多いようだ。だが、ネット環境がある人はTVとの掛け持ちは少ないのではないか。私もTVはもう長い間見ない。近年は演歌が廃れつつあると危機感をもたれているがTV離れが浸透しているのではないか。
インターネットの普及→TV離れ→動画激増→TV広告収入激減→番組予算カット→歌番組カット→歌手の知名度が有名なベテラン歌手に偏向(演歌が滅びるという危機感につながる)→CDが売れない→CDが価格アップ→売上ダウン→広告費+人件費カット→売上ダウン→ユーチューブの違法投稿を削除→????
と推理してみた。いわば悪魔のサイクルに陥っている。
法令順守を唱えるのはいい。法律は援用することで権利の行使ができる。まったくの正論だ。ソクラテスではないが悪法も又法なり、である。
しかし、多くの国民大衆(ファン)を相手に著作権侵害で戦うというのだろうか。法の下の平等というならば他の違反と見られる動画はどうなのか。今回の措置は批判や反発の書き込みが多かった。
テイチクも手をこまねいているわけではない。テイチクがユーチューブのアカウントを取得し、ユーザーになって「恋慕海峡」などを1番のみ投稿している。いい傾向だ。CDのあの試聴よりは長い。笑
自社のHPなどはファンになってからアクセスするのだから余り意味はない。その点ユーチューブは不特定の無数の国民に広く浸透している媒体である。
CDを買ってもらって何ぼ、という商売ならば著作権侵害の援用はもっと慎重にするべきだ。
コンプライアンスのケーススタディにガス中毒事件で世間を騒がせたパロマ工業がある。詳しくはネットを見てもらうとしてコンプライアンスの本来の意味は「調和する」「充足する」ということ。
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/special/176/index.html
弁護士的な視点からは今回の措置は法令にかなうことであった。
テイチクには利益があったのだろうか。
NHKは契約者が増えるだろうか。
著作権侵害の幇助の疑いをかけられた掲示板サイトは「恋慕海峡」のCD売上のランクまでチエックして報告されているが上位にランクされているようだ。ファンとして喜ばしい。テイチクさんにもいい知らせであろう。
果たしてこれは違法動画の氾濫で一気に広まったと解釈するのは手前勝手だろうか。コンサートでしか歌われないし、CDアルバム「悠悠・・・」を買うしかない状況で評判のいい「恋慕海峡」がどんな歌か早く、聞きたい、とみな知りたがっていた。違法を承知で投稿者も投稿していたんだろう。
テイチクは弁護士に支払うカネを広告に回すべきだった。パロマの弁護士が顧問先を守れなかったようにテイチクの弁護士も売れ行きに関心があって仕事するわけじゃない。違法性を正すために仕事をしたに過ぎない。コンプライアンスの意味を今一度勘案して欲しい。
以来、ファンサイトをチエックして楽しんできた。ところがが今年の8月になって著作権侵害ということでお気に入りに入れていた動画のほとんどのユーザーがアカウントを取り消されたり、自発的に削除し、ファイルが再生できなくなった。それを集めていた掲示板形式のファンサイトにも著作権侵害の幇助の疑いとかの警告の書き込みもあって自粛されていた。権利者はテイチクやNHKの名前があがっていた。
ところがこの9月になると再び投稿が増え始めた。アカウントなるものは本名ではないので何度も別の名前で登録が可能だ。かつての交通法規における駐車違反みたいなもので追い払っても追い払っても違反駐車が後を絶たないのと同じで著作権侵害もユーチューブに関しては決め手がないと思われる。
そもそも、ユーチューブへの違法投稿で一体どれだけ被害があったというのだろう。警告の投稿者はCDの売上とユーチューブの利用の件数のグラフを貼り付けて反比例することを示した。CDやDVDからコピーして投稿すると皆がCDを買わなくなるという説得のためだろう。きわめて信憑性が薄い。
しかし待てよ、と思う。私もファンになってから数枚のCDを買ったぞ。中にはレンタル落ちも2枚あるが。これはユーチューブの動画がPR効果を発揮したのではないかな。実力はあるが島津亜矢のような無名に近い歌手はマスコミへの露出度が少ないから知名度が上がらない。
テイチクの広告をたまには見るがファンになってからだ。それまでは無関心だった。ネットの書き込みを読むと動画を観てからファンになった人が随分多い。
根っからの古いファンはどうもNHK・TVやBSの歌番組を楽しむ高齢者が多いようだ。だが、ネット環境がある人はTVとの掛け持ちは少ないのではないか。私もTVはもう長い間見ない。近年は演歌が廃れつつあると危機感をもたれているがTV離れが浸透しているのではないか。
インターネットの普及→TV離れ→動画激増→TV広告収入激減→番組予算カット→歌番組カット→歌手の知名度が有名なベテラン歌手に偏向(演歌が滅びるという危機感につながる)→CDが売れない→CDが価格アップ→売上ダウン→広告費+人件費カット→売上ダウン→ユーチューブの違法投稿を削除→????
と推理してみた。いわば悪魔のサイクルに陥っている。
法令順守を唱えるのはいい。法律は援用することで権利の行使ができる。まったくの正論だ。ソクラテスではないが悪法も又法なり、である。
しかし、多くの国民大衆(ファン)を相手に著作権侵害で戦うというのだろうか。法の下の平等というならば他の違反と見られる動画はどうなのか。今回の措置は批判や反発の書き込みが多かった。
テイチクも手をこまねいているわけではない。テイチクがユーチューブのアカウントを取得し、ユーザーになって「恋慕海峡」などを1番のみ投稿している。いい傾向だ。CDのあの試聴よりは長い。笑
自社のHPなどはファンになってからアクセスするのだから余り意味はない。その点ユーチューブは不特定の無数の国民に広く浸透している媒体である。
CDを買ってもらって何ぼ、という商売ならば著作権侵害の援用はもっと慎重にするべきだ。
コンプライアンスのケーススタディにガス中毒事件で世間を騒がせたパロマ工業がある。詳しくはネットを見てもらうとしてコンプライアンスの本来の意味は「調和する」「充足する」ということ。
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/special/176/index.html
弁護士的な視点からは今回の措置は法令にかなうことであった。
テイチクには利益があったのだろうか。
NHKは契約者が増えるだろうか。
著作権侵害の幇助の疑いをかけられた掲示板サイトは「恋慕海峡」のCD売上のランクまでチエックして報告されているが上位にランクされているようだ。ファンとして喜ばしい。テイチクさんにもいい知らせであろう。
果たしてこれは違法動画の氾濫で一気に広まったと解釈するのは手前勝手だろうか。コンサートでしか歌われないし、CDアルバム「悠悠・・・」を買うしかない状況で評判のいい「恋慕海峡」がどんな歌か早く、聞きたい、とみな知りたがっていた。違法を承知で投稿者も投稿していたんだろう。
テイチクは弁護士に支払うカネを広告に回すべきだった。パロマの弁護士が顧問先を守れなかったようにテイチクの弁護士も売れ行きに関心があって仕事するわけじゃない。違法性を正すために仕事をしたに過ぎない。コンプライアンスの意味を今一度勘案して欲しい。