西山行政書士事務所

　10：00～12：00まで中国人留学生のＯさんの理由書の相談を受けた。大連から日本に留学し、名古屋の大学に入学したが以前の専門学校時代からの在留資格が切れて、更新するにあたり理由書を添付するが書いて欲しい希望であった。Ｏさんは20代前半であどけなさの残る可愛い女性である。日本人となんら変わりない感じだ。
　これまでの留学歴を根掘り葉掘りヒヤリングしてメモし、文章をまとめていく。とりあえず、手書きで文案をしたためて提示するが彼女はしっかり者で中々うんと言わない。実は１浪なので両親からは何で入学できないと叱咤激励されたらしい。親心としてはもっともなことだ。背水の陣を敷いて何とか合格したのだろう。
　そんな経緯を書いて、何とかまとまったところでワープロで清書してまた提示したが簡潔な文が気に入らないようだ。何とか日本に残りたい意欲の現われであろう。かといってウソは書けない。入学した大学で夏休みには友達と東北へボランティアに行く予定だというのでそれも書き足した。机上の学習は当然だが東北ボランティアへの参加は社会勉強になることは間違いない。その意欲が入管の担当官の心証をよくし、許可が下りるといいなあと思う。これは国際業務の初仕事になった。