週刊新潮12/8春待月特大号の記事2011/12/02

 発売当日に書店に行ったがもう売り切れていた。週刊文春はあるのに。毎号、高山正之氏のコラムが楽しみなのでよむ。今号も先の選挙戦での橋下市長の圧勝への関心の高さを引きずっているようだ。
 主に作家・高村薫氏らのコメントで特集しているがわずか2ページだけ。相変わらず、独裁批判である。自民党も独裁と批判されたことがあった。今の仕組みは投票による選挙結果だから受け入れるしかないのではないか。外国のように銃と火薬から生まれた独裁政権ではないのである。うまくいかなければ次は落ちる。任期途中でもリコールがある。
 大阪市、大阪府の経済を立て直す。二重行政を是正する。長年の慣行を見直して再生する試みである。
 公務員は一人ひとりは優秀な人材ばかりである。しかし、束になるとわが身可愛さで改革に抵抗する。これは江戸時代の上杉鷹山の藩政改革でもあったことだった。人間は保守的になり易いといえる。世の中は進歩したが人間は余り変わっていない様だ。近世よりは現代の方が大いにましだと思うが・・・。
 生物学者で登山家の今西錦司は「人間は変わる時が来たらみな一斉に変わる」と述べて、日本人の変わり身の早さを指摘する。誰かとの対談集にあったが書棚を探しても見つからない。おそらく優秀な頭脳をもつ公務員のことだからきっと自己変革していくと思う。