契約書の相談2012/04/14

 10:00~。新業態の会社から契約書の相談があった。内容的には新手の投資の技術を教育するとのことだった。ついては顧客との契約書の作成と既成の見直しの依頼であった。よく聞いていると若い層が多いことやトラブルもあるといわれた。クーリングオフも知っていた。損をこうむると被害者の立場で訴える人もいるらしい。そうだろう。東電や古くはNTTでさえ値下がりの損害賠償の訴訟があった。原告は税理士だったから2度驚いた。カネのプロが何も分かっていないのだから。
 行政書士は合意の法律家であり、紛争には対応できない。その投資形態の若さを考えると紛争は必至であり、弁護士が適任とアドバイスした。当方もその方面に精通した弁護士は知らないので残念ながら何もサポートは出来なかった。(後で検索すると被害者の立場で活躍する弁護士はいた。)但し、学生の顧客に着いては保護者の同意などを求める必要があるとアドバイスをした。
 そもそも投資はそう簡単に儲かるものではない。世の中に絶対うまい話はないのである。金融は投資家が賢くならないとカモにされるだけである。株であれ、金であれ、商品であれ、常に買い方を必要とするのが資本主義の掟である。売り方は常にだましてでも或いは儲かりそうな気にさせるように売り込んでくる。投資情報がいい加減なのはそのせいである。
 過去に裁定取引を学んでやったこともあるが面倒で止めた。個人的にはスイング取引が合っている感じである。売りと買いを両建てするのは高度な投資である。それを教授するビジネスである。うまく軌道に乗ることを祈ってお引取りいただいた。

コメント

トラックバック