消費増税(率)は誰のためか?2013/10/04

 10/1、安倍首相は3%の税率アップを決断された。反対意見が多かったのに強行されたのはなぜだろうか。いまだに明解な答えを公表する識者はいない。
 一方で、株価は下がり続けている。どうもアメリカのデフォルトへの懸念があるように思う。
 この二つを結びつけるとどうなるか。消費増税はアメリカ経済救済のために行われたと見る。笑われそうな妄想である。
 日本では、1997年の2%アップ以来、GDPは下がり続け、デフレに陥ったが、有効な対策をとらなかった。輸入品は下がったが、給与も下がって特に若い世代を苦しめている。結果的に年金、健康保険など保険料を支える世代が沈んで、給付を受ける側が増加しているから国債で補填し続けて債務が膨らんだ。
 有力企業は海外進出を盛んにした。特に中国へ「バスに乗り遅れるな」とばかりに出て行った。金融緩和をするとむしろアメリカの金融機関の金融商品に化けた。それがサブプライムローンだった。そしてリーマンショックでアメリカは自爆してしまった。今はつぎはぎだらけの経済で、良い所なしである。
 戦前、日露、日清に勝利して力をつけた日本を抑える為に、蒋介石を持ち上げて中華民国を支え、反日抗日に加担したように、今後も反日をすすめる。中国はアメリカだけには逆らわない。あれだけの大国でありながら、そして力をつけたにも関わらずだ。
 しかし、日本は違う。貿易戦争において、アメリカを容赦なく、負かしてしまう。日本の富はアメリカから奪ったものである。アメリカから買うものがないから富は蓄積される。高騰した原油も、原発再稼動すれば、そのうち値崩れする。そう考えると、アメリカ発案のTPPも、消費増税も日本の富を吸い上げる、アメリカへのマネーの還流のツールであろう。世界経済は日繰りの綱渡りで回っている。
 日本を畏怖するアメリカの陰謀と考えざるを得ない。笑止千万だろうか。健全なアメリカに戻って欲しいものです。

後見事務+会計業務2013/10/04

 朝9時半、取引銀行で被後見人の定期預金証書の書替を済ます。その足で顧問先へ向かう。10:40~17:00まで会計業務を処理。終日支払い関係の一連の事務。駆け込み需要かは不明であるが、仕入が増えて新規の仕入先が多くなった。この数ヶ月の傾向として事務量も増えて、一覧表のページ数が1枚多くなった。手形枚数、仕訳、など幾何級数的に増える。社員も1名辞めたと思ったらすぐ補充された。
 世間もしばらくこの調子で一時的な需要に潤うか。その後がドスンと下がるから恐いが。国策には乗るべし。乗らされるというべきか。

後見事務2013/10/04

 丸の内の事務所で事務整理後、帰路に着く。駅前の回転寿司でちょっとつまんで帰宅。橋を渡ると夜目にも白いゴイサギが1羽川の中に佇んでいた。胸を締め付けるような孤独な風景である。エサをとらないと寝ることもできないのだろうか。

 夜になったが、親族宅へ諸費用立替の現金を届ける。これで今月の締め切りに間に合う。
 その後の雑談で、施設に居る高齢の友人の話を聞いた。友人を訪ねて行くと、それはもう酷いものらしい。まず臭いがあるという。老人臭というのだろう。昔、偉かった人ほど素行が悪いようだ。それが忘れられず、組織にいた頃の威厳を取り戻したいのか。施設の職員も心得たもので、社長とか、部長とか、何とか尊称をいうとピタッと落ち着くそうだ。施設に入ると衣食住満たされるが、人間的には悪くなることはあっても良くなることはないという。
 それを受けて、他人のお世話は煩わしいけれど、世話を受けるよりする側で終わりたいですね、と相づちを返すと、私はそう生きたい、と断言された。