公証制度周知へ・・・新聞から2010/10/02

 10/2付け朝日新聞が名古屋版に「公証制度」周知へと題して公証週間が始まったことを掲載した。
 記事によると公証週間は10/から10/7で県内9ヶ所の公証役場で遺言、売買契約書、離婚の際の慰謝料の公正証書に関する無料相談会を開くというもの。
 愛知県公証人会の調べでは遺言証書は4847件で5年前の2割増、高齢や病気で判断が十分できなくなった時に備えて財産管理などを任せられる人をあらかじめ選ぶ任意後見契約の相談も増えているらしい。
 
 思えば10/1付けの新聞には愛知県弁護士会の有料広告が掲載された。10/1は法の日と知った。

 日弁連のサイトからコピーすると

 法の日の由来って?「法の日」は、1928年10月1日に陪審法が施行されたことによって、翌1929年から10月1日を「司法記念日」と定めたことに由来します。また、1947年10月1日は、最高裁判所発足後、最高裁判所で初めて法廷が開かれた日です。

1959年10月3日、裁判所、検察庁、弁護士会の三者会議によって、10月1日を「法の日」と定めることの提唱が決議され、翌1960年6月24日の閣議了解で、「国民主権のもとに、国をあげて法を尊重し、法によって基本的権利を擁護し、法によって社会秩序を確立する精神を高揚するため「法の日」を創設する」と定められました。

その際、「法の日」は毎年10月1日とし、この日を中心として、法を尊重する思想の普及、法令の周知徹底等これに相応しい行事を実情に即して実施することも定められました。

 ということで公証人も伝統ある法律家だからこの精神に沿った動きと理解できた。

しかし、テーマはそれるがよりによって法の日に検察制度を揺るがす重大記事が掲載されてもいる。検察OBもいる公証人を始め関係者は身の縮む思いではないか。今読んでいる渡部昇一「日本の歴史」のどこかにロッキード事件の検察の調書に対して反論が許されなかった旨の文があった。今日の新聞を記事読んで鑑みると冤罪の多発もむべなるかな、である。