年産1000万台の壁・・・日産自動車のリコール121万台2017/10/03

 日産自動車が完成車検査を無資格の社員にさせていた。また書類偽造の疑いもあるらしい。それで121万台のリコールと報じられた。
 この事件で思い出すのは年産1000万台をうかがう規模になると途端に逆風が吹くと言うジンクスである。ぐぐるとちょうど意にぴったりの記事がヒット。
 http://news.livedoor.com/article/detail/11631493/
 1000万台の大台乗せは世界企業の悲願でもある。あの手堅く見えるトヨタでさえ品質問題にゆれた。それを契機に現場畑の河合満氏を専務に抜擢し、4月には副社長に昇格させた。
 http://www.sankei.com/economy/news/150426/ecn1504260005-n1.html
 豊田社長は台数を追う経営はしないと明言した。
 先の大戦でも敗戦の原因の1つは戦線拡大と人員と物資補給(兵站https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B5%E7%AB%99)が追いつかなかったことという。
 前の勤務先の社長も君達事務員は10万円を100万円にするには0を1つ追加するだけだが現場は10倍となったら大変なことなんだと諭された。その通りである。
 日産も最近の記事で年産1400万台目標とぶちあげたものだ。おいおい大丈夫かいと思ったらこの事件が発覚した。
 この問題は頭の良い人=偏差値の高い人=学業成績の良い人を重視し過ぎるからだろう。充分な知識や経験がない人に任せると、合理的に考えて重要なことや手順を省略したり短縮したりする。コストは下がるが質も下がる。焦るな日産だ。

生活保護の相談②2017/10/03

 .午後から区役所の生活保護の担当部署へ出向く。生活保護の一般的な手続きや支給要件について問い質した。やはり、現在の給料で生活できているとの判断です。負債の返済については考慮の外です。これは税金を負債の弁済に回されたら安易に過ぎるからです。そんなことならまた借金してしまうからでしょう。
 しかし、支給できない話を聞いても依頼者への回答にはなりませんのでもう少し食い下がってみましたら、聞いてみるものです。別の方法で隘路が開く可能性が出てきました。これを伝えてみようと思います。
 依頼者はまだ若いし、新しく就職した会社で頑張れば給与アップ、賞与アップの希望があります。そうなれば負債の弁済を前倒しにして生活改善を図れるでしょう。決して腐らなければ手を差し伸べる人はいます。行政は最後の駆け込み先になる所です。とことん相談してみることです。