後見事務2016/11/01

 午後、近くの郵便局で定期預金の書き替えを済ませる。限度額を越えたため手続きが煩雑になった。その後、丸の内へ書類を取りに行く。約束の時刻通りに監督人の事務所に向かう。この3か月間の後見事務の点検を受ける。被後見人のインフル予防注射の件から医療行為の同意権の話、死亡後の話、手伝いの人への謝礼の話など今後の後見活動のことに話が及ぶ。結論など出るはずもなく、民事の難しさを感じる。先々起こることに備えたいのは山々であるがそれが被後見人にとって意義あるかどうかの判断の恣意性である。

広報活動2016/11/02

 今日は朝からコスモスS/Cの広報活動で名古屋市議のY事務所を訪問。支部幹部も含めて4名で懇談したが快諾をいただいた。元司法の現場にいただけに飲み込みが早く、打てばすぐに帰ってくる。妄想が一つ一つ実現してゆく。叩けよさらば開かれんを実感。

シニア人材への企業ニーズ2016/11/04

 10/26のシニア人材登録から1週間。中部産業連盟様からは地域金融機関の3信用金庫の取引先27社の企業ニーズ一覧がメールで送られてきた。結局、登録した得意分野の会計、法務などは今のところ1社もない。
 現在のスキルは大企業といえども倒産はしないまでも経営不振で人員削減の憂き目に遭うとつぶしが効かない。何か専門的な知識や資格で食べて行く道を探った結果である。会社は変わっても職種は変えないでキャリアップを図ったわけだ。45年間の会社員生活のうち37年、独立開業して6年間、67歳まで経理一筋で食えた。9月で会計の仕事は正社員にバトンタッチして契約は解除されたがプラスアルファとして、許認可、法務、成年後見の仕事は続行中である。これらは一見さんばかりで不安定でもある。
 シニア人材の企業ニーズを読むと、専門家が居ない分野に人材ニーズがあった。中小企業では会計は税理士、労務は社会保険労務士に依存していると見られる。このような分野から漏れた分野が中小企業の人材ニーズになっていることを発見した。ニッチである。
 そこで主力業務が無くなり、手が空いたので、15歳から22歳まで在籍していた大企業で得た品質管理の知識と経験、考え方、中堅企業で得た原価管理の情報システムの構築(SEを使う立場で)などにも広げて応募することとした。

 傾向として、
1近年急速に社員が増加した。そのために労務管理が手薄 1+
・若手社員の指導
・社員教育、人材育成、目標管理制度の作成 1+
2品質管理の向上 1+1+1+1+
3生産管理体制の向上と人材育成 1+1+1+
4商品企画・マーケティングの指導 1+
5経営全般の横断的管理の指導 1+1+1+
6製品開発 1+1+
7海外取引、知的財産保護、商標登録等の指導 1+
8生産技術 1+1+
9利益管理 1+
10専門的技術 1+
11営業指導 1+

任意にピックアップしてみたが品質管理の人材確保に悩んでいることははっきりした。大手なら選任者を置けるが、中小では作業員、技術者、営業社員は専門を置くが、会計、労務はアウトソーシングするにしても品質管理要員にまで手が回らないことが分かる。2と3は不可分の関係にある。
 また5も多い。それは中小企業ははっきり言えば北朝鮮のような創業者一族の王朝経営だからである。身内でも息子以外は信用しない。つまり、有能で他の社員の人望が厚く信頼されてリーダーシップに富む優秀な社員に寝首を取られるのを警戒して社員同士の連携や和を歓迎しない。社員同士を孤立させて労働組合の結成を警戒することもある。こんな体質を克服することである。

 この中で品質管理は品質管理士というような任意団体の民間資格でもあるのだろうか。一般社団法人中部品質管理協会が品質管理に必要なセミナーなど開催している。会員組織なのでこんなところへ人材を学ばせる余裕もないと行けない。
http://www.cjqca.com/

 品質管理がうまくいくということは不良品がなくなり、生産品に無駄がない。作ったものは全部売れるから財務にも貢献する。顧客からの苦情もなくなる。1人当たりの生産量が増え、生産性が向上する。それと個々の管理ではなく、総合的品質管理の概念もある。実はこれが重要である。
1P企業の実態把握をして改善案を策定
2D改善の実施
3C改善の成果の点検
4A再度の改善の実施
QCサークルともデミングサークルともいう。
これは私は事務屋に転じてからも応用してきた。
1データの入力ミスをゼロにする
2入力ミスしないように伝票と入力画面を改善する
3入力したデータをプリントアウトして人間がチエックしない
4入力から即データ化する
5分社化した関連企業のデータの統合
6パレートの法則で20%の仕入先が80%の仕入量があるので20%の仕入先にPCとソフトを貸与してインターネットでデータを共有する
7仕入先の売上は当社の仕入であり、買掛金であり、入庫データに使える。データの一元化を図った。

アウンサンスーチーさんのことを知ろう2016/11/05

 このところ外国からの賓客が来日して安倍外交が活発である。11/1にはミャンマーのアウンサンスーチーさんが来日中で活発な外交を展開している。
 今一分かりにくいこの国は本当に複雑であった。しかし、以下で学習すると日本で今起こっていることを進めて行けば日本もビルマのようにになりかねない。
 すなわち、ビルマは英国によって多民族国家、多文化共生、多様性、移民を強制的に導入推進をさせられたのである。以上を日本で推進すると日本語以外に例えばハングル、中国語、英語などを公式文書にせよ、と迫られる。宗教も対立的なキリスト教やイスラム教を普及させられる。
 アジアの最初の侵略者だった英国の狙いは単一民族だったビルマの分断だったという。インドはその手口で植民地にされてしまった。欧米諸国はアジアの黄色人種を人間と思わず、奴隷として扱った。そしてアジアは欧州の植民地にされてしまった。日本は人種差別撤廃を主張した。大東亜戦争の大義はアジアの植民地解放であった。その狙いは達成したがアメリカにだけは戦闘で敗れた。広島長崎の原爆投下、主要大都市の空爆で非戦闘員の民間人の大虐殺までやった。
 英米は本当に卑劣な国と思わざるを得ない。スーチーさんは侵略者・英国の犠牲者であろう。ミャンマーに常に混乱をもたらす存在として未だ価値があるようだ。混乱や対立は侵略者の利益ということを頭の片隅においてニュースを読みたい。
 
ビルマ (ミャンマー) の歴史
http://rekisi.amjt.net/?p=4207

来日を報じるNHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161102/k10010753271000.html?utm_int=detail_contents_news-related-auto_004

スーチーさんへの疑問を呈するブログ
http://kitajskaya.hatenablog.com/entry/2013/04/28/213032

アウン・サン・スーチーの正体
http://ameblo.jp/orange54321/entry-12094615777.html

アウンサンスーチーの実像
https://www.youtube.com/watch?v=Q6-brDHx9e0

アウン・サン・スー・チーは反日で傲慢な嫌な女 【有本香】
https://www.youtube.com/watch?v=GnkyqdaG_gk

スー・チーって民主主義者?|竹田恒泰チャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=PmoZBJPE59Y

アウンサン・スー・チー  虎穴に入らずんば、虎子を得ず(NHK)
https://www.youtube.com/watch?v=9iMw7hYrFF0

後見事務2016/11/07

 後見事務の監督人による監査も終り、預金証書の書き替えも終わった。追加的な指示もなかったので通帳類を貸金庫に収納した。

遺産相続の盲点ー貸金庫2016/11/08

 昨日、被後見人の預金証書等を貸金庫に収納した。
 今日になってはっと気付いたのは契約者が死亡した場合の措置だ。後見人の場合は私個人の名義と保証人をつけて使用している。だから被後見人が死亡しても関係ない。

 被相続人が死亡したら預金が凍結されるのはよく知られることだが貸金庫はどうなのか、検索してみた。
 やはり、これも凍結されるのである。

 ブログ「フツーの人のための相続講座」さんの「故人名義の貸し金庫が銀行にあることがわかった場合」から
以下引用

「大事なもの(権利証書、遺言書原本)なども、貸金庫に入れておくという人は少なくないようですが、故人の口座に関しては死亡と同時に凍結されるので、貸金庫も開けなくなることがあります(ありますっていうか、開けません)。意外な盲点を見逃さないようにしなきゃなりません。」とあった。
 遺言が無い場合には、貸金庫も相続人全員の共有の財産とみなされます。預金と同じように、貸金庫も凍結されます。

参考:相続開始後すぐに預金は凍結される?引き出せるか?

・・・・本当に意外な盲点だった。この点を現在相談中の人にも伝えねばなるまい。妻か長女も名義人にしておきたい。
続けて

 貸金庫を利用していた人がなくなった場合、相続人全員の前で貸金庫を開けることになっています。ですから、相続人全員で銀行に行って、貸金庫を開ける様子を見守る必要があります。その場に立ち会えない相続人がいる場合には、委任状をとらなければなりません。

貸金庫を開けるためには、

死亡届
相続人全員の戸籍謄本
印鑑証明
住民票

などが必要になります。誰か一人が、貸金庫を開けてしまい、その後、権利証書や資産を不公平に分配してしまうことを避けるためでしょうけれども、これもまた、非常に不便な制度です。

・・・・これはこれは面倒なことである。結局遺言状を書くのが面倒が少ないと分かる。

 『遺言状を書いてみる』から
 名義人が死亡した場合、預金払い戻しのために求められる書類
・死亡届(銀行備え付けの用紙)
・戸籍謄本(相続人全員を確認できるもの)
・除籍謄本(亡くなられた方の除籍が確認できるもの)
・印鑑登録証明書(相続人全員の三ヶ月以内のもの)
・遺産分割協議書(いずれも相続人全員の実印を押したものを要求する傾向が強い)

 一番問題になるのは、亡くなった人(被相続人)の除籍謄本というやつだ。それ以外のものは、生前に準備しておくこともできるのだが、この除籍謄本というやつだけは、ご本人が亡くなった後、医師の診断書(または検案書)をつけて役所の戸籍係に届け出て初めて作られる。予め用意しておくということができない性質のものなのだ。しかも、死亡届を出したからといって、すぐに除籍謄本がとれるというものではない。

 戸籍係のお役人がこの届出を受理して、戸籍の原簿にこれを記入してくれないことには、謄本も出てこないのだ。届け出をして、都内の場合、本籍地の戸籍係に死亡を届け出て原簿に記入がされるまで、だいたい早くて1週間はかかると言われている。本籍地が遠隔地の場合はもっとかかってしまう。」(P78-79)(参考:書評 遺言状を書いてみる)

 相続人全員の合意で作る遺産分割協議書が無ければ、銀行はまず、預金の払い戻しを認めません。(実際の判例では、相続人の法定割合にもとづいて預金は引き出せるようですが、多くの銀行は揉め事に巻き込まれることを恐れますから、単純に口座を凍結します)。遺言書が無ければ、当然、遺産分割協議に進みますが、これが簡単に進むことのほうが少ないと言えます。

 モメる遺産分割協議は、相続税申告期限の10ヶ月目までかかることがあり、ずっと口座が凍結されたままだと、各種の公共料金の支払や、生活に必要なお金も引き出せないことになります。亡くなったのが一家の大黒柱だと、それこそ生活に窮します。そのため、当面の現金を確保するために、生命保険に入ったり、遺言を残して遺産分割協議を行わなくてすむようにしたり、することができますが、そこまで備えをしている人のほうが稀かもしれません。

 余命宣告を受けて、徐々に死に向かうなら、用意もできるというものですが、突然亡くなってしまう場合には何の備えもできないまま、家族を煩雑な相続問題に投げ込んでしまいます。可能であれば、遺言書を今から書くことを考えておくのが良いのかもしれません。
(参考カテゴリ:遺言を書く)

 ◎遺言書があればすぐに開けられる◎

 法的に有効な遺言があり、遺言執行者が指定されていれば、すぐに貸金庫を開けることができます。遺言執行者は、相続の代理人の代表者とみなされるため、一人で金庫を開けることができるのです。当然、銀行は、有効な遺言書かどうかを確認しますので、自筆であれば事前に家庭裁判所で検認を受けておく必要があります。

 くれぐれも、遺言書を貸金庫に入れないようにしましょう。もっとも安全に思えますが、もっとも危険な場所ですから。

・・・・結局振り出しに戻って遺言状を勧めることになる。また、残された妻が認知症になった場合の成年後見制度の説明もしておかねばなるまい。

広報活動2016/11/10

 午後から成年後見制度のセミナーの広報活動でメディア2社を回った。いずれも気持ちよく引き受けていただけた。今回は自治体の施設を利用するのではなく民間銀行の常設のセミナーのプログラムに組み込んでもらった。30名定員ですでに過半数は埋まった。後一押しというわけでメディアの力を借りることにしたわけだ。

シニア人材への企業ニーズ22016/11/12

 11/11着信の中部産業連盟のメールにも追加でシニア人材を募る内容があった。三河地方の信金で、5社あり、その中で2社にマッチング相談会に応募した。
 1社目の支援要望は私の本業そのものの財務関係でITの経験をとうものだった。即ち、部門別原価管理と請求書の回収が遅れて試算表が適宜に作成できないという問題を抱えているという。
 それなら私が30歳代から取り組んで改善を施してきた業務であり、SEを使う立場の経験も豊富にあるのでもっともマッチングする企業である。あの当時は当初、高性能な中型電算機でコマンドを入力して動かしていた。次は非力なオフコンになり、SEの常在が不要になった。IBMのOS2を経て、ウィンドウズPCになった。めまぐるしい変遷を経験してきた。しかし、それはハードウェアとソフトウェアのことであり、業務の基本の仕組みと流れは変わらない。
 以前はすべてSEと相談してプログラムを組んでもらっていた。プログラマーにソフトの不具合や一部の変更を依頼した。今はソフトが既製品になった。若干カスタマイズ(手直し)するだけで巨額のIT投資が軽減される。ほぼ30年間はそんなことをやってきたわけである。
 2社目は社員数名の零細企業である。発足したばかりで、総務の書類即ち社員規定、就業規則等の整備の支援であった。社労士の専門分野であるが権利義務の書類作成の範疇に入る。もう一つは建設業であることから将来、親会社から建設業許可取得を迫られることは必至と見られ、定款や建設業会計についてのアドバイスができると思われたので応募した。契約書、請求書、注文書、領収書等書類の整備が必須である。社会保険の加入も必須。技術者の確保、経営者の経営年数など考えらるハードルを小さいうちから積み上げて行けば許認可を取りやすい。

後見事務2016/11/14

 小雨の中、午後からの来客予定が入ったので午前中に病院の入院費の支払いを済ます。PCのインクなど購入後丸の内へ移動。病院への預け金の精算で精算金額が例月に比して異常に少ないので問い合わす。どうも夏の急病以降、体調不良という。毎月あったタバコの支出がないのは喫煙の制限、プリカも1枚も消費されないのは嚥下障害のため間食の禁止で経過観察中との説明だった。

シニア人材のマッチング会へ2016/11/16

 先に申し込んでおいたマッチング交流会の参加申し込みの返信があった。11/22に尾張地方の信金の会場へに行くことになった。
 1社は社員数10名の零細企業。情報管理の未整備の支援。受注、生産、100%受注生産における納期管理、品質管理、それらの不備にともなう事務管理の停滞があると見られる。不良品が発生すると同時期の生産品のリコールと再点検、再出荷、売掛金の回収遅れは必至である。加えて仕入先への材料代、社員への工賃は確実に支払うから運転資金が枯渇し資金繰りも逼迫する。
 結局、受注情報をいち早くキャッチして材料手当て、金型等の段取りを早める。見積書が即得意先からの発注書になるようなシステムの改良、品質管理はその目的はその仕事そのものを無くすことである。ので行程管理をきめ細かくしていく。後行程に行くほど不良品の発見は困難になるからだ。材料切れとは情報切れである。極端に言えば仕入先から1日2回材料切れの様子を見に来させること。コンビニのおにぎりと同じ。1日分をどさっと入荷するのではなく、午前、午後、夕方くらいに分配しているはず。過剰在庫を持たず、欠品を無くすことで高収益を確保している。お手本は世間にある。全治3ヶ月から6ヶ月で解決可能。

 2社は社員数数十名の小規模企業。この会社も同様の問題を抱える。要望としては経営全般である。システム開発全般の体制整備の必要を感じているようだ。要望書によるとトップダウンの経営が限界にあると感じているようだ。ゆえに横断的情報の共有を進めるところまでは考えがある。必要に応じてシステムの更新の経験者を求めている。社長が音頭を取らないと旧態依然のままのシステムのままということでいつしか時代に取り残されるとの危機意識だろう。社長のリーダーシップが強すぎると社員は社長を仰いで仕事を進める弊害である。成果主義も自分のことしか考えない弊害が指摘されて久しい。財務、経理、品質管理、生産管理までトータルな目配りが要る。事務分掌を明確にすること。社長へのアドバイザーとして私にぴったりの業務に思える。全治1年、相当な情報投資が必要。