大飯原発再稼動と反対デモ2012/07/07

 関西電力の大飯原発が再稼動した。代替電源がない状況では電力不足になってしまう。現実的に考えるとこれはやむをえない。しかし、それを許さない、という市民グループらが現地で反原発デモを行った。
 実はデモは以前から行われているが新聞では報道されていない。
6/29の反原発デモの正体 首相官邸前
http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-4703.html

ある左翼政党のビラを地下鉄駅前で受け取った。なぜ、報道しないのかと地元紙に迫っているようだ。反原発を追い風と読んでいるフシがある。世論ははたしてそうだろうか。

7/4付けのWEB版やまと新聞から
  http://www.yamatopress.com/c/19/170/5286/
写真を見るとここまでやるか、と思わせられる。


7/7付けのWEB版読売新聞も伝えた。これは首相官邸前で。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120706-OYT1T01167.htm

 東京電力も法的処理を主張する声が大きかったが、現実には一次国有化の方針である。これで良いと思う。デフレ下で東電の株を紙くずにしてしまうと、法人は別として、個人株主の損害が確定してしまう。
 大胆なリストラで社員の離反が加速すると、再び、組織を再構成するのは無理だと思う。もっと悪くなる恐れがある。企業として数字だけが良くなってもどこかで躓くだろう。雪印乳業は財務に明るい社長が会社の財務を良くしたけれど、人減らしで工場管理に無理をして大きな過失を招いたことを忘れてはなるまい。ミルクは他の同じ商品を作る会社があったが電気はそうは行かない。悔しいがやむをえない。
 再稼動も放射能漏れの怖い面がぬぐえないが、事故による死者までは出ていないのだから、現実的な対応をしていくべきだろう。諸手をあげて賛成するわけではないが他に代替電源がない以上止むなしだ。