「WiLL」11月号を読む ― 2012/09/29
新装なった丸栄内の丸善名古屋店に様子見にいった。レジでは行列が出来ていた。どこに何があるのかさっぱり分からないからぶらぶら歩いて、購入したのが『WiLL』11月号である。
表紙が赤くて、目次も分かるから内容を把握し易い。このところ中韓の話題が続いている。今月の特集は「哀れな国、韓国」だ。一通り読んで見た。力作揃いだが、中でも作家・井沢元彦さんの「韓国人はなぜ日本人を憎むか」が出色であった。日韓の間に介在する問題を皮相的に捉えず、深層を極め、真相を描こうという狙いだ。
その韓国人の深層には、いまさらと思うが、儒教という宗教が支配しているというのだ。日本は明治維新で捨ててしまったが、韓国では今も生きているからその理解が必要という切り口だ。しかし、この切り口は井沢さんが最初ではなかった。時々、無性に再読したくなる本に村松瑛『儒教の毒』(PHP文庫)がある。
また司馬遼太郎さんも宗教は人間を飼いならす道具とまで書いた。そんな国を併合するなんて、と司馬さんは当時の政治家に批判的だった。日本から眺めると国として体がなっていないようにみえても、それなりの秩序を持っていたというのだろう。それを壊せば恨まれるのは道理である。
儒教は為政者の立場には便利な思想なのであろう。一つの国、組織の中ではいいのだが、これが隣国関係にまで適用されるところに日韓外交の不幸の深層が見える。中国も同じである。三人兄弟の末っ子の日本に韓国は国土を併合され(植民地化され)、中国は軍靴で踏み付けられたという恨みをいつまでも持っている。(歴史的には現在の中国はなかった)末っ子の癖に生意気だ、とでも思っているらしい。しかも、頭が良くて、金持ちだからプロパガンダで脅してでもカネをゆすり、領土を侵略してくる。
だからといって、いまさら儒教をハイ、止めた、ということは出来ない。日本人ならば、変わるときが来たら、みな一斉に変わることが出来る。よい指導者がいるからこそ日本は命脈を保ってこれた。ところが、中韓はまとまることが出来なかった。それも親戚縁者しか信用しない社会つまり儒教の毒が骨まで染み込んでいるからだろう。
そして末っ子の立場の日本は、豊かになって、中国にわざわざ南京大虐殺の記念館の建設まで勧めたそうだ。旧社会党の田辺誠さんだ。中国共産党はいまさら昔のことを、と言ったらしい。それでも勧めるのでカネがない、というと総評にいって3000万円だしてくれたそうだ。建設費は870万円で済んだから残りはわいろに化けたのかな。設計も日本人、展示にも広報にも(例の新聞記者か)日本人が随分協力したらしい。
中国としたら、堂々と、日本を強請れる道具(証拠)ができた。13億人の人口を背景に幻想を持った政治家は頭を下げて、カネを払ってきた。カネは払う方が偉いのであるが・・・。そして感謝されるべきだが、中国では日本から援助を得ているとは説明されていないそうだ。
従軍慰安婦問題でも日本の弁護士である福島瑞穂さんが韓国側の立場で随分ご活躍されたようだ。そのお陰で彼女は10年間で6000万円の貯金を作ったらしい。以上はネット上から得た情報である。
いずれにせよ、儒教の思想が残っている韓国社会とはその意識で取り組まないとうまくない。
おカネを渡して謝罪するのはもう止めよう。従軍慰安婦は居なかったと分かってきた。日本人が堂々と敵国を利する行為はおかしい。法的に処罰を与えるべきだ。中国でも韓国でも親日派=売国奴は処罰のはずである。井沢さんは金完燮(キンワンソプ)を例にして説明している。猛烈な反日派が改心して親日派になり、売国奴にされたのである。こんな社会ではそのまま継続できないだろう。「脱亜論」を説いた福沢諭吉さんの憂いが少し分かるように思う。
ここでいう「脱亜論」とは中韓と手を切ることではない。自ら儒教に偏って、西洋文明を受け入れようとしない頑なさの中韓とは決別しようということ。日本単独で西洋文明を取り込んでゆく覚悟であった。白人からの人種差別もその壁であった。今までもこれからも東アジアは一つ、東亜は共同体というのは幻想ということである。儒教が生きている限り無理ということ。
表紙が赤くて、目次も分かるから内容を把握し易い。このところ中韓の話題が続いている。今月の特集は「哀れな国、韓国」だ。一通り読んで見た。力作揃いだが、中でも作家・井沢元彦さんの「韓国人はなぜ日本人を憎むか」が出色であった。日韓の間に介在する問題を皮相的に捉えず、深層を極め、真相を描こうという狙いだ。
その韓国人の深層には、いまさらと思うが、儒教という宗教が支配しているというのだ。日本は明治維新で捨ててしまったが、韓国では今も生きているからその理解が必要という切り口だ。しかし、この切り口は井沢さんが最初ではなかった。時々、無性に再読したくなる本に村松瑛『儒教の毒』(PHP文庫)がある。
また司馬遼太郎さんも宗教は人間を飼いならす道具とまで書いた。そんな国を併合するなんて、と司馬さんは当時の政治家に批判的だった。日本から眺めると国として体がなっていないようにみえても、それなりの秩序を持っていたというのだろう。それを壊せば恨まれるのは道理である。
儒教は為政者の立場には便利な思想なのであろう。一つの国、組織の中ではいいのだが、これが隣国関係にまで適用されるところに日韓外交の不幸の深層が見える。中国も同じである。三人兄弟の末っ子の日本に韓国は国土を併合され(植民地化され)、中国は軍靴で踏み付けられたという恨みをいつまでも持っている。(歴史的には現在の中国はなかった)末っ子の癖に生意気だ、とでも思っているらしい。しかも、頭が良くて、金持ちだからプロパガンダで脅してでもカネをゆすり、領土を侵略してくる。
だからといって、いまさら儒教をハイ、止めた、ということは出来ない。日本人ならば、変わるときが来たら、みな一斉に変わることが出来る。よい指導者がいるからこそ日本は命脈を保ってこれた。ところが、中韓はまとまることが出来なかった。それも親戚縁者しか信用しない社会つまり儒教の毒が骨まで染み込んでいるからだろう。
そして末っ子の立場の日本は、豊かになって、中国にわざわざ南京大虐殺の記念館の建設まで勧めたそうだ。旧社会党の田辺誠さんだ。中国共産党はいまさら昔のことを、と言ったらしい。それでも勧めるのでカネがない、というと総評にいって3000万円だしてくれたそうだ。建設費は870万円で済んだから残りはわいろに化けたのかな。設計も日本人、展示にも広報にも(例の新聞記者か)日本人が随分協力したらしい。
中国としたら、堂々と、日本を強請れる道具(証拠)ができた。13億人の人口を背景に幻想を持った政治家は頭を下げて、カネを払ってきた。カネは払う方が偉いのであるが・・・。そして感謝されるべきだが、中国では日本から援助を得ているとは説明されていないそうだ。
従軍慰安婦問題でも日本の弁護士である福島瑞穂さんが韓国側の立場で随分ご活躍されたようだ。そのお陰で彼女は10年間で6000万円の貯金を作ったらしい。以上はネット上から得た情報である。
いずれにせよ、儒教の思想が残っている韓国社会とはその意識で取り組まないとうまくない。
おカネを渡して謝罪するのはもう止めよう。従軍慰安婦は居なかったと分かってきた。日本人が堂々と敵国を利する行為はおかしい。法的に処罰を与えるべきだ。中国でも韓国でも親日派=売国奴は処罰のはずである。井沢さんは金完燮(キンワンソプ)を例にして説明している。猛烈な反日派が改心して親日派になり、売国奴にされたのである。こんな社会ではそのまま継続できないだろう。「脱亜論」を説いた福沢諭吉さんの憂いが少し分かるように思う。
ここでいう「脱亜論」とは中韓と手を切ることではない。自ら儒教に偏って、西洋文明を受け入れようとしない頑なさの中韓とは決別しようということ。日本単独で西洋文明を取り込んでゆく覚悟であった。白人からの人種差別もその壁であった。今までもこれからも東アジアは一つ、東亜は共同体というのは幻想ということである。儒教が生きている限り無理ということ。