別冊「正論」18-日中国交40年汚辱と背信の系譜2012/09/30

 目次を眺めるとどの論考も目を通したい。いくつか読んで、心に残ったのは坂東忠信氏の”人口侵略を自ら呼び込む「人道的平等バカ」の国”であった。氏の肩書きは元警視庁通訳捜査官という。1冊だが拙ブログでも採りあげた。
http://daisyoninn.asablo.jp/blog/2012/06/18/6484743

書き出しからして強烈である。今、すぐそこにある危険を発信されている。尖閣も竹島も遠い島の話である。それも重要なことではあるが、車を運転していて事故ったら、相手の車が中国人だったらどうする?

 引用してみよう。
「恐ろしいニュースを目にした。栃木県が、多発する在日中国人の無免許運転対策として、北京語での運転免許学科試験を今年九月から導入するというのだ。」更に北海道など十六都道府県ではすでに導入済みという。執筆者は「こうした余計な「人道的配慮」が生むであろう日本の被害を前もってお伝えしたい。」として
①事故に対応できない
②通訳が足りない
③切符に署名が取れない
④譲り合い運転が身につかない
⑤免許証記載内容が怪しい
⑥車検も自賠責も手続きしない
⑦車は乗り捨てられる
の問題点を掲げている。細目は本書を読まれたい。
 在日中国人は今、急増している。少し前に高速道路で帰化した中国人ドライバーの事故があったばかりだ。今後、新聞紙面を賑わすに違いない。こればかりは中国に配慮するわけにはいかないだろう。
 「ただでさえ在留中国人が増え続けているのに、さらに彼らを呼び込み、定住させるためのサービスを手厚くするという暴挙がなぜ全国に広がっているのか。
 この施策は、どの道府県でも、公安委員会と警察の間で審議決定されている。公安委員は社会的地位と財産がそれなりにハイクラスで、生活レベルも人脈も庶民とは違う。キャリアしかなれない各地の警察本部長は昇任のシステムも現場に対する認識も第一線警察官とは違う。つまり、中国人が、日本の社会秩序をどれだけ乱しているかという現場の実態を知らない人による、偽善的「人道的配慮」がもたらした施策なのである。」
 日本の10倍の人口を擁する中国人の、働き盛りで、日本語も充分でない状況で、運転されている事実は怖いものがある。入国制限でもあればいいが、そんなことは戦時体制でもないとできない。
 他にも
・平等バカの健康保険
・返済無用の奨学金
・傍観者の決断を
とある。
 在日米軍基地がある限り、日本に対して、武力行使することは出来ない。
 そこでマスコミ界に日本に帰化した中国人(或いは韓国人)を送り込み、日本国籍を取得して(成りすまして)、影響力を行使する。放送局の株式を20%の制限まで買ったりして、主張を浸透させてゆく。普通の人民を大量に日本に送り込む。日本人との結婚、留学などのあらゆる手段がある。中国人経営の中華料理店ももの凄く増えた。
 民主党は中韓の国に鷹揚な態度である。外国人地方参政権まで与えて、ボーダーレスにしたいらしい。しかし、この夏の二つの離島の不法上陸騒動で、日中、日韓外交はともに行き詰まった。民主党の正体もはっきりした。国民として、選挙権者として甘かった、と思う。
 以前、「ゆでガエル」の話があった。煮え湯に飛び込むとびっくりして飛び出るが、ぬるま湯から焚かれると、気がつかないうちにゆでガエルにされてしまうという例え話だ。豊かさと平和に慣らされて、隣国に対して警戒をすることを忘れてしまっていたのである。
 この上は、日本維新の会の台頭も期待することであるが、自民党の政権奪取に期待する。二世議員ばかりで頼りないが、民主党よりはいいだろう。

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