日本人は外国を知らなければならない! ― 2012/07/01
谷沢永一・渡部昇一『孫子・勝つために何をすべきか』(PHP文庫、2003.10.17刊)より、地形編の中から。( )は筆者注、中国関連のみ部分的に転載しました。
「敵を知らなければ、己の立場もわからない」
たしかに、日本は(アメリカとの)戦争に負けました。中略。日本では、アメリカについてのそんな研究をまったくやっていなかった。戦後になって時間が経った今でも、まだそれが十分に分かっていない。要するに、敵を知らないのです。
それはいまの中国に対しても同じです。中国を信用するなどということは、中国を知らないことの最たるものです。共産主義中国を民主主義中国にしたいのなら、ODA(政府開発援助)なんか出さなければいい。理由はあります。「中国は他国を助けている。他国を助ける国に金を出す必要はない」と切ってしまえばいいのです。#
注:古森義久『日中再考』(産経新聞社、2001.6.30)のP48を孫引きすると「1989年6月の天安門事件の直後、私たち外務省の人間が必死で中国へのODAの停止に取りかかっている最中、私たちの知らない間に大蔵省管轄の別の対中資金供与がどんどん進行していたのです。あの驚きと憤りはいまも忘れられません」とある。
日本輸出入銀行による中国向けの資金供与のこと。実態としては援助。
「だが最大の問題点は、この資金供与がODAと異なり、対中外交の枠組みにおかれ、旧輸銀とその監督官庁の大蔵省により独自に実施されてきたことである」
「ODAは外務省が中心となり、曲がりなりにも日本の対中外交の枠内で「ODA大綱」に基づき推進されるが、輸銀資金は実態は援助なのに、対中外交とは別の次元で勝手に供与されてきた」
「しかもいつも中国の要請に従う形だった」「陰の対中援助」
#幕末から明治のはじめにかけてのころですが、ハリー・スミス・パークスというイギリス公使がいました。この人は就任当時、やたらに日本人を怒鳴りつけていたのに、そのうち止めてしまった。彼は日本に来る前に、シナの公使か何だかだったらしくて、シナ人は脅かさなければ動かないということを知っていた。
日本人も同じ顔だから、脅かさなければダメだろうと居丈高に接していたが、日本人は生麦事件などを見ても刀を抜く。これはシナ人と違うぞと悟ったわけです。
このように、シナ人はこちらが低く出れば向うも低く出るというような国ではない。その証拠に、江沢民が来日して、「戦争責任を認めるサインしろ」と言った。とき、小渕首相は「これが最後ならサインしよう」と答えた。ところが、江沢民はその約束をしなかった。
韓国の金大中大統領のときは、「これを最後にしますから」と一札とって「それでは」とお詫びを書いた。(本当はその必要もなかった)それ以後言ったら、向うの違反です。江沢民も同じことを要求したわけで、「韓国の大統領には約束したのに、なぜオレには約束できないか」「韓国の大統領は二度と言わないと言った。その約束をしてくれますか」「ダメだ」「それではサインできません」というわけです。
その後も江沢民は、皇居の晩餐会などで「戦争責任」と言うので、日本側は硬化した。そうしたら中国は急に態度を変えて、1999年の5月に小渕さんが中国を訪問したとき、江沢民は「戦争責任」のセの字もだしませんでした。
シナはそういう国だということを、日本は知らないのです。中略。
ところが、シナ通と言われる人は意外にしてやられる。この国は接待がうまい。パーッと美人を並べて接待するんだそうです。そんな待遇を受けると、シナ贔屓にのめりこんでしまう。だから、してやられるわけです。中略。
だから、シナ人と交わる人の意見は危ない。自民党の中国通と称している人などが危ないんです。彼らはシナ人を知らない。最近になって日本人は中国に対する幻想を捨てはじめましたが、あの国はあまりにも犯罪が多い。後略。
だから日本は、周囲を知らない。韓国人を知らない。コリア人だってシナ人と同じで、低く出れば高く出て来るだけの話です。これがイギリス人なら、低く出れば低く出てくれることを期待してもよいでしょう。日本人は、敵を知らなければいけないのです。
************************************************
転載した理由はODAの部分です。たまたま、『日中再考』を先に読んでいて、記憶していたので、日本の弱点が浮き上がると思い、対比してみました。
戦前と同じように、一つに、戦略的にまとめるリーダーが不在だということです。この事例を見ますと中国は、日本の縦割り行政、官僚主権の弱点をよく研究しています。外務省がダメなら、大蔵省というわけです。
シナは一党独裁、日本は多党乱立でまとまらない。P202には、敵を内部から混乱、分裂させる法の項目があります。ここで敵とは日本の内部です。うまく中国に手玉に取られています。
P190の「アメリカに人民はいない(渡部)」も重要です。アメリカ政治の本質はpeopleを人民と訳したことが間違いと指摘して、皆の衆とすべきと提案しています。アメリカの議会で何が議論されているかに注意しろというわけです。P193にはアメリカの議員は毎日選挙区から来る手紙を見て発言している、そうです。
韓国系アメリカ人は慰安婦像を建立するように議員を通じて、議会に訴えたんですね。日本海の呼称も同じです。韓国系、中国系アメリカ人の多い自治体は議会に張り付いて観察していないとまたぞろ、決まってから、撤去の訴えをしないといけない。
http://ryuma681.blog47.fc2.com/blog-entry-566.html
今日の「ねずさんのひとりごと」には日本海の呼称についてのことが述べてあります。日本海のままです。ここに至る手間隙は大変でした。
http://nezu621.blog7.fc2.com/
日本人の私にとって、アメリカの議会でなんであんな韓国の話がでるのか、不思議でした。議員にとっては通せば、手柄になるし、次の選挙にも有利になるんでしょう。ホントに厄介な国です。
アメリカは「皆の衆」の意見、欲望で動いているのです。日本だとオカミ(議員、公務員、官僚、知事、市長など)にお任せということです。河村市長の提案された地域委員会構想はアメリカを模倣したものらしい。日米の国情の違いを考えると根付かない気がする。アメリカはもう一つ、キリスト教の偽善国家である。地域はキリスト教で結びついているが、名古屋市の場合は何をやるにも学区でした。(区政協力委員を経験しての感想)
中国は一党独裁の国です。何事も違いを知ることから始まるのです。
「敵を知らなければ、己の立場もわからない」
たしかに、日本は(アメリカとの)戦争に負けました。中略。日本では、アメリカについてのそんな研究をまったくやっていなかった。戦後になって時間が経った今でも、まだそれが十分に分かっていない。要するに、敵を知らないのです。
それはいまの中国に対しても同じです。中国を信用するなどということは、中国を知らないことの最たるものです。共産主義中国を民主主義中国にしたいのなら、ODA(政府開発援助)なんか出さなければいい。理由はあります。「中国は他国を助けている。他国を助ける国に金を出す必要はない」と切ってしまえばいいのです。#
注:古森義久『日中再考』(産経新聞社、2001.6.30)のP48を孫引きすると「1989年6月の天安門事件の直後、私たち外務省の人間が必死で中国へのODAの停止に取りかかっている最中、私たちの知らない間に大蔵省管轄の別の対中資金供与がどんどん進行していたのです。あの驚きと憤りはいまも忘れられません」とある。
日本輸出入銀行による中国向けの資金供与のこと。実態としては援助。
「だが最大の問題点は、この資金供与がODAと異なり、対中外交の枠組みにおかれ、旧輸銀とその監督官庁の大蔵省により独自に実施されてきたことである」
「ODAは外務省が中心となり、曲がりなりにも日本の対中外交の枠内で「ODA大綱」に基づき推進されるが、輸銀資金は実態は援助なのに、対中外交とは別の次元で勝手に供与されてきた」
「しかもいつも中国の要請に従う形だった」「陰の対中援助」
#幕末から明治のはじめにかけてのころですが、ハリー・スミス・パークスというイギリス公使がいました。この人は就任当時、やたらに日本人を怒鳴りつけていたのに、そのうち止めてしまった。彼は日本に来る前に、シナの公使か何だかだったらしくて、シナ人は脅かさなければ動かないということを知っていた。
日本人も同じ顔だから、脅かさなければダメだろうと居丈高に接していたが、日本人は生麦事件などを見ても刀を抜く。これはシナ人と違うぞと悟ったわけです。
このように、シナ人はこちらが低く出れば向うも低く出るというような国ではない。その証拠に、江沢民が来日して、「戦争責任を認めるサインしろ」と言った。とき、小渕首相は「これが最後ならサインしよう」と答えた。ところが、江沢民はその約束をしなかった。
韓国の金大中大統領のときは、「これを最後にしますから」と一札とって「それでは」とお詫びを書いた。(本当はその必要もなかった)それ以後言ったら、向うの違反です。江沢民も同じことを要求したわけで、「韓国の大統領には約束したのに、なぜオレには約束できないか」「韓国の大統領は二度と言わないと言った。その約束をしてくれますか」「ダメだ」「それではサインできません」というわけです。
その後も江沢民は、皇居の晩餐会などで「戦争責任」と言うので、日本側は硬化した。そうしたら中国は急に態度を変えて、1999年の5月に小渕さんが中国を訪問したとき、江沢民は「戦争責任」のセの字もだしませんでした。
シナはそういう国だということを、日本は知らないのです。中略。
ところが、シナ通と言われる人は意外にしてやられる。この国は接待がうまい。パーッと美人を並べて接待するんだそうです。そんな待遇を受けると、シナ贔屓にのめりこんでしまう。だから、してやられるわけです。中略。
だから、シナ人と交わる人の意見は危ない。自民党の中国通と称している人などが危ないんです。彼らはシナ人を知らない。最近になって日本人は中国に対する幻想を捨てはじめましたが、あの国はあまりにも犯罪が多い。後略。
だから日本は、周囲を知らない。韓国人を知らない。コリア人だってシナ人と同じで、低く出れば高く出て来るだけの話です。これがイギリス人なら、低く出れば低く出てくれることを期待してもよいでしょう。日本人は、敵を知らなければいけないのです。
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転載した理由はODAの部分です。たまたま、『日中再考』を先に読んでいて、記憶していたので、日本の弱点が浮き上がると思い、対比してみました。
戦前と同じように、一つに、戦略的にまとめるリーダーが不在だということです。この事例を見ますと中国は、日本の縦割り行政、官僚主権の弱点をよく研究しています。外務省がダメなら、大蔵省というわけです。
シナは一党独裁、日本は多党乱立でまとまらない。P202には、敵を内部から混乱、分裂させる法の項目があります。ここで敵とは日本の内部です。うまく中国に手玉に取られています。
P190の「アメリカに人民はいない(渡部)」も重要です。アメリカ政治の本質はpeopleを人民と訳したことが間違いと指摘して、皆の衆とすべきと提案しています。アメリカの議会で何が議論されているかに注意しろというわけです。P193にはアメリカの議員は毎日選挙区から来る手紙を見て発言している、そうです。
韓国系アメリカ人は慰安婦像を建立するように議員を通じて、議会に訴えたんですね。日本海の呼称も同じです。韓国系、中国系アメリカ人の多い自治体は議会に張り付いて観察していないとまたぞろ、決まってから、撤去の訴えをしないといけない。
http://ryuma681.blog47.fc2.com/blog-entry-566.html
今日の「ねずさんのひとりごと」には日本海の呼称についてのことが述べてあります。日本海のままです。ここに至る手間隙は大変でした。
http://nezu621.blog7.fc2.com/
日本人の私にとって、アメリカの議会でなんであんな韓国の話がでるのか、不思議でした。議員にとっては通せば、手柄になるし、次の選挙にも有利になるんでしょう。ホントに厄介な国です。
アメリカは「皆の衆」の意見、欲望で動いているのです。日本だとオカミ(議員、公務員、官僚、知事、市長など)にお任せということです。河村市長の提案された地域委員会構想はアメリカを模倣したものらしい。日米の国情の違いを考えると根付かない気がする。アメリカはもう一つ、キリスト教の偽善国家である。地域はキリスト教で結びついているが、名古屋市の場合は何をやるにも学区でした。(区政協力委員を経験しての感想)
中国は一党独裁の国です。何事も違いを知ることから始まるのです。
管閑事、落不是(俚諺) ― 2012/07/02
守屋洋『中国人の発想80の知恵』-現代に生きる中国古典の英知(PHP文庫、1985年)から。
「おせっかいをやくと、ロクなことにならぬ」というのだ。相手の心情を酌まぬと失敗を招く。それは日本でもありうることだろう。
菅閑事が日本語でおせっかいの意味という。
日清戦争はおせっかいだったのだろうか。
余計なお世話か、必要なお世話かはやかれる側の必要度に応じて違う。日本の(侵略を目的としてでなく)自衛戦争を理由に中国大陸を戦場にしてしまった過去はぬぐいようのない事実としてある。
当時の日本人はロシアの南下が怖かった。だから清朝に早く目覚めて近代化を急ぎ、欧米列強からの侵略を防いで欲しかった。眠れる大国=清国は寝覚めが悪かったのである。そこで日清戦争をし掛け、朝鮮半島を併合し、満州国を建国していった。
日本は待つことが出来なかった。待っておれば日本も植民地化されたからだ。清国、中華民国、中華人民共和国はみな連続性はないのだが、あたかも連続させて、日本の侵略をなじる。これはどうしようもない。清国は負けて初めて、近代化が必要と思った。清国の留学生を日本に留学させて、近代化を学ばせた。
いまさら、であるが、日清戦争は余計なおせっかいだったかも知れない。脱亜論に従って中国、朝鮮とは距離をおくべきだった。かの国を知らなさ過ぎた。日本にとって何にもプラスになっていない。誠意を尽くせば尽くすほど、罪を認めたかのごとく金を要求される。
今からでも遅くはない、日中友好は40周年を機会に廃棄、日韓国交も断絶、在日朝鮮人、在日韓国人は強制送還か帰化で決着する。個々の民間交流は妨げず、国同士は交流をやめるのがよい。断交する理由はいくらでもある。そういう政権を成立させねばなるまい。
もう一つ、中国の俚諺に、旅人が泊めてもらったお礼に、この家は火事になるおそれがあると警告した。主人は怒って追い出してしまった。もう一人の旅人を泊めた際に本当に火事が起きた。旅人は一生懸命火消しに協力して、主人に大いに感謝された。
何だかなあ、日本は最初の旅人に似ているなあ。戦後の日本の経済協力は大いに感謝されてもいいのだが、逆行するばかりだ。日中、日韓ともに再考。
「おせっかいをやくと、ロクなことにならぬ」というのだ。相手の心情を酌まぬと失敗を招く。それは日本でもありうることだろう。
菅閑事が日本語でおせっかいの意味という。
日清戦争はおせっかいだったのだろうか。
余計なお世話か、必要なお世話かはやかれる側の必要度に応じて違う。日本の(侵略を目的としてでなく)自衛戦争を理由に中国大陸を戦場にしてしまった過去はぬぐいようのない事実としてある。
当時の日本人はロシアの南下が怖かった。だから清朝に早く目覚めて近代化を急ぎ、欧米列強からの侵略を防いで欲しかった。眠れる大国=清国は寝覚めが悪かったのである。そこで日清戦争をし掛け、朝鮮半島を併合し、満州国を建国していった。
日本は待つことが出来なかった。待っておれば日本も植民地化されたからだ。清国、中華民国、中華人民共和国はみな連続性はないのだが、あたかも連続させて、日本の侵略をなじる。これはどうしようもない。清国は負けて初めて、近代化が必要と思った。清国の留学生を日本に留学させて、近代化を学ばせた。
いまさら、であるが、日清戦争は余計なおせっかいだったかも知れない。脱亜論に従って中国、朝鮮とは距離をおくべきだった。かの国を知らなさ過ぎた。日本にとって何にもプラスになっていない。誠意を尽くせば尽くすほど、罪を認めたかのごとく金を要求される。
今からでも遅くはない、日中友好は40周年を機会に廃棄、日韓国交も断絶、在日朝鮮人、在日韓国人は強制送還か帰化で決着する。個々の民間交流は妨げず、国同士は交流をやめるのがよい。断交する理由はいくらでもある。そういう政権を成立させねばなるまい。
もう一つ、中国の俚諺に、旅人が泊めてもらったお礼に、この家は火事になるおそれがあると警告した。主人は怒って追い出してしまった。もう一人の旅人を泊めた際に本当に火事が起きた。旅人は一生懸命火消しに協力して、主人に大いに感謝された。
何だかなあ、日本は最初の旅人に似ているなあ。戦後の日本の経済協力は大いに感謝されてもいいのだが、逆行するばかりだ。日中、日韓ともに再考。
三橋貴明『グローバル経済に殺される韓国 打ち勝つ日本』を読む ― 2012/07/03
徳間書店。2012.6.30刊。著者は1969年生まれ、経歴は会社員出身というよりは中小企業診断士の経歴がユニーク。韓国経済に対する詳細な分析に定評があるという。表記のように本書でも韓国経済のやむをえないグローバル化によって現在、未来でどうなっていくかを論じた。しかし、韓国だけというよりは、対比的に日本経済の優位性も論じてある。このために長い表題になった。ブログランキングで常にトップという人気がある。
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/
論旨は明快で目から鱗が落ちる。デフレ政策が諸悪の根源と、日本経済への処方箋も示す。一々、数字を丁寧に示して説明するから説得力がある。
ちなみに具体的に挙げると
・日本銀行の通貨発行
・政府の国債発行
・政府の財政出動
である。多くの識者が指摘することと変わらない。今の日銀はインフレが怖くて理論では分かっていてもやらないことばかりだ。失敗した責任は自分に来るからだ。
TPP参加への警告を韓国経済の実態を踏まえて、こんなに怖いことだと論破している。早い話、サムスン電子が成長して、反対に日本の電子機器メーカーが衰退した原因も分かる。但し、サムスン電子の株主の半分は外国人なので配当の形で半分は外国へ流出してしまう。輸出企業を勝たせるための極端なウォン安政策のため輸入は高コストになる。生活費が高いから日本に勝っても貧乏なままなのである。
「ガラパゴス化こそ強さの源泉」
ガラパゴス化は日本企業への批判の意味で語られることが多い。前に紹介した中村保氏もグローバル派の方であるが、欧州の小国出身の企業は普遍性の高い機能を重視せざるを得ない。日本がガラパゴス化するのは国内で充分まかなえるからである。著者は日本の強みと言っている。
私見であるがトヨタのハイブリッド車はまさに日本で生まれて育ったガラパゴス化商品の典型である。欧州の小国では理論はあっても実現は難しかったと思う。日本のユーザーは高価格をよく我慢し、行政も減税で需要を喚起し、ガソリン高騰もあって、支持していったからこそだ。個人的にはディーゼル車が欲しい。クリーンディーゼルエンジンの技術を持つデンソーはその技術を世界に先駆けて開発しているにもかかわらず、(親会社のトヨタが抑えている?)一定以上の排気量の車にしか利用させていない。
「韓流ブームの悲しき現実」
という項目も初めて知ることが多い。レンタル店へ行くと韓流ブームを実感するが、好きだという人は実際には11%くらいという。好きと思わない人が71.9%であるという。これは大垣市にある大垣共立銀行本店を訪れてのアンケートの結果だ。岐阜県という地域性があるが。
韓流ドラマは今や「御園座」にまで食い込んでいるが大丈夫かな。HPをみると1日だけだが公演をやることになっている。債務超過をきっかけに株価の下落が止まらない。上場来安値だ。こんな安値で買占められて韓国の資本に大株主になられたら困ったことになる。歌舞伎は韓国が発祥などと言われかねない。
しかし、今日の
http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/
をチエックするとどうやら韓流ブームは終わりつつあるようだ。自滅ということだ。これらのTV局にも20%を上限に外国人の株主の制限一杯に韓国資本が株主になっているという。マスコミによって作られたブームということが理解できる。
元に戻って。韓国はアメリカというよりは、強欲なグローバル資本家の餌食にされつつあるということだ。日本がそうなっても良いのですか、と警告されている。
はじめにの最初のことばを転載しておく。
「韓国が「隣国」であることについて、これほどまでに感謝したくなる日が来るとは、以前は想像もしていなかった。」と日本が進むべきでない道を韓国が示唆してくれているというのである。日韓の国交断絶の動き(嫌韓意識)も承知の上で、若干の皮肉も交えて、ズバリ核心を突いている。
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/
論旨は明快で目から鱗が落ちる。デフレ政策が諸悪の根源と、日本経済への処方箋も示す。一々、数字を丁寧に示して説明するから説得力がある。
ちなみに具体的に挙げると
・日本銀行の通貨発行
・政府の国債発行
・政府の財政出動
である。多くの識者が指摘することと変わらない。今の日銀はインフレが怖くて理論では分かっていてもやらないことばかりだ。失敗した責任は自分に来るからだ。
TPP参加への警告を韓国経済の実態を踏まえて、こんなに怖いことだと論破している。早い話、サムスン電子が成長して、反対に日本の電子機器メーカーが衰退した原因も分かる。但し、サムスン電子の株主の半分は外国人なので配当の形で半分は外国へ流出してしまう。輸出企業を勝たせるための極端なウォン安政策のため輸入は高コストになる。生活費が高いから日本に勝っても貧乏なままなのである。
「ガラパゴス化こそ強さの源泉」
ガラパゴス化は日本企業への批判の意味で語られることが多い。前に紹介した中村保氏もグローバル派の方であるが、欧州の小国出身の企業は普遍性の高い機能を重視せざるを得ない。日本がガラパゴス化するのは国内で充分まかなえるからである。著者は日本の強みと言っている。
私見であるがトヨタのハイブリッド車はまさに日本で生まれて育ったガラパゴス化商品の典型である。欧州の小国では理論はあっても実現は難しかったと思う。日本のユーザーは高価格をよく我慢し、行政も減税で需要を喚起し、ガソリン高騰もあって、支持していったからこそだ。個人的にはディーゼル車が欲しい。クリーンディーゼルエンジンの技術を持つデンソーはその技術を世界に先駆けて開発しているにもかかわらず、(親会社のトヨタが抑えている?)一定以上の排気量の車にしか利用させていない。
「韓流ブームの悲しき現実」
という項目も初めて知ることが多い。レンタル店へ行くと韓流ブームを実感するが、好きだという人は実際には11%くらいという。好きと思わない人が71.9%であるという。これは大垣市にある大垣共立銀行本店を訪れてのアンケートの結果だ。岐阜県という地域性があるが。
韓流ドラマは今や「御園座」にまで食い込んでいるが大丈夫かな。HPをみると1日だけだが公演をやることになっている。債務超過をきっかけに株価の下落が止まらない。上場来安値だ。こんな安値で買占められて韓国の資本に大株主になられたら困ったことになる。歌舞伎は韓国が発祥などと言われかねない。
しかし、今日の
http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/
をチエックするとどうやら韓流ブームは終わりつつあるようだ。自滅ということだ。これらのTV局にも20%を上限に外国人の株主の制限一杯に韓国資本が株主になっているという。マスコミによって作られたブームということが理解できる。
元に戻って。韓国はアメリカというよりは、強欲なグローバル資本家の餌食にされつつあるということだ。日本がそうなっても良いのですか、と警告されている。
はじめにの最初のことばを転載しておく。
「韓国が「隣国」であることについて、これほどまでに感謝したくなる日が来るとは、以前は想像もしていなかった。」と日本が進むべきでない道を韓国が示唆してくれているというのである。日韓の国交断絶の動き(嫌韓意識)も承知の上で、若干の皮肉も交えて、ズバリ核心を突いている。
中国は過剰生産? ― 2012/07/04
週刊『エコノミスト』7/10号から。「中国大失速」のキャッチ。
興味を引かれた記事はP21「太陽電池は過剰生産、作りすぎ体質の中国」は統制経済から自由経済へ移行する際には避けて通れない課題か。米国や欧州経済の危機の影響が波及しているようだ。今後は輸出依存の体質が裏目に出るようだ。
これからの経営者に求められるのは自由経済を泳いでいく知恵である。工業生産だけでなく、畜産においても、ピッグサイクルという語彙がある。中国では知られているのだろうか。これを避けるためには様々なデータの収集と分析が欠かせなくなる。工業生産も同じように生産過剰と陳腐化、新製品開発、営業開拓、需要開発など、多くの経営上の分析が必要とされる時代がきている。
それを可能にするのは末端社員の知的レベルのアップと思われる。トップだけ、北京大学出のエリートでは対応できない。日本の高品質や作り過ぎないためのジャストインタイムの生産管理のように理論よりも現場から生まれた知恵を育てる体制を急ぐべきだろう。国を挙げて、教育の機会均等を整備し、日本でいう高卒が当たり前になればいいのだが・・・。一攫千金タイプの人間ではなく、地味な仕事を黙々処理する忍耐力が評価されなければいけない。そのためには富の偏在を改めてやっぱり民主化、平準化が必要と認識されると思う。
中国は古い時代から外敵の襲撃に備えて、万里の長城を築いた。それでも防備は完全ではなかった。宮脇淳子『真実の中国史』によると、現代中国においても北京の高級住宅地に住む一部の大金持ちは自宅の周りに鉄条網を張り巡らすそうだ。ガードマンを雇ってまでセキュリティに金をかけている。他人を信用していないからだ。
武田信玄は「人は石垣、人は城、人は堀」といって、城を持たなかった。有能な人材を登用した。今も企業経営に生かされている。文化の違いといわず、孔子は孔子として、信玄の考えも学ぶ価値はあると思う。
興味を引かれた記事はP21「太陽電池は過剰生産、作りすぎ体質の中国」は統制経済から自由経済へ移行する際には避けて通れない課題か。米国や欧州経済の危機の影響が波及しているようだ。今後は輸出依存の体質が裏目に出るようだ。
これからの経営者に求められるのは自由経済を泳いでいく知恵である。工業生産だけでなく、畜産においても、ピッグサイクルという語彙がある。中国では知られているのだろうか。これを避けるためには様々なデータの収集と分析が欠かせなくなる。工業生産も同じように生産過剰と陳腐化、新製品開発、営業開拓、需要開発など、多くの経営上の分析が必要とされる時代がきている。
それを可能にするのは末端社員の知的レベルのアップと思われる。トップだけ、北京大学出のエリートでは対応できない。日本の高品質や作り過ぎないためのジャストインタイムの生産管理のように理論よりも現場から生まれた知恵を育てる体制を急ぐべきだろう。国を挙げて、教育の機会均等を整備し、日本でいう高卒が当たり前になればいいのだが・・・。一攫千金タイプの人間ではなく、地味な仕事を黙々処理する忍耐力が評価されなければいけない。そのためには富の偏在を改めてやっぱり民主化、平準化が必要と認識されると思う。
中国は古い時代から外敵の襲撃に備えて、万里の長城を築いた。それでも防備は完全ではなかった。宮脇淳子『真実の中国史』によると、現代中国においても北京の高級住宅地に住む一部の大金持ちは自宅の周りに鉄条網を張り巡らすそうだ。ガードマンを雇ってまでセキュリティに金をかけている。他人を信用していないからだ。
武田信玄は「人は石垣、人は城、人は堀」といって、城を持たなかった。有能な人材を登用した。今も企業経営に生かされている。文化の違いといわず、孔子は孔子として、信玄の考えも学ぶ価値はあると思う。
生活保護騒動 ― 2012/07/05
今日の朝日新聞朝刊の私の視点に変な視点の論考が掲載されている。執筆者は藤本貴之氏で東洋大准教授の肩書きになっている。1976年生まれというから36歳とまだお若い。気になったのは「ネット世論の未熟さ見えた」というキャッチである。
藤本教授には『WiLL』8月号の片山さつき氏の論考「不正受給を許せば国は滅びます!」をまずお読みいただきたいものである。これまでの生活保護騒動の経緯が整理されて書かれているからだ。
ネット世論が最初から強く非難した訳ではないことが分かる。ネット世論を強火にしたのは吉本興業だった。言わば、天に向かって唾を吐いたのである。火に油を注いだ感がある。
吉本側の弁護士が法令違反ではない、との見解を背景にしてのことだったと思う。他のサイトの例えば新日本法規出版の会員向けWEBサイトで無署名の弁護士でも同じ見解であった。
法律上、不正というにはあたらない、だからそのまま受給してていい。もらえるものはもらっておこう、とこんな解釈が敷衍して行ったら、やっぱりおかしい。本当に必要としている人に利用してもらう制度なわけです。
ここまで書いて思い出すのは、ガス器具大手のパロマのことだ。WIKIから少し引くと、
「2006年に28件のパロマ湯沸器死亡事故が発覚。経済産業省から2006年8月28日付けで回収命令が出されるとともに、会社幹部らの刑事訴追に発展した。
創業100周年となった2011年2月1日には、製造子会社のパロマ工業と合併。特許権など知的財産権の継承の関係で、パロマ工業を存続会社としたが、社名は商標としても知られている「株式会社パロマ」へ変更した。合併の目的としては、製販一体化による「お客様品質」の向上、リスク情報の共有化によるコンプライアンスの強化、および経営のスリム化と意思決定のスピードアップ、と言うことであった。」と、明らかに反省の色がある。
事件の詳細は
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%AD%E3%83%9E%E6%B9%AF%E6%B2%B8%E5%99%A8%E6%AD%BB%E4%BA%A1%E4%BA%8B%E6%95%85を参照。
ここにいうコンプライアンスには企業倫理も含まれていると思う。文中に「自社及び同製品に責任はないとする姿勢を見せていたが、直後に系列サービス業者による不正改造や製品自体の安全装置劣化を原因とする事故が27件中13件あることが判明した。」とあるが、この時点までは弁護士はパロマに法的責任はない、と逃げていた。
この事例と酷似している。とりあえず、法的責任はないと逃げる。その結果、信用を失い、大きく売上を減らした。法律の専門家がコンプライアンスの真の意味を履き違えているのだ。クレーマーへの対応と勘違いされているように思う。ネット世論はクレーマーではない。
片山氏は国会議員の仕事として支持者からの要請で取り組んだが、逆に「政治家の人気取り」のバッシングを受けて困惑されておられた。それをネット世論が支持し、擁護していった。そんな経緯だったと思う。藤本氏は人気取りの政治家を浅ましい、と批判的である。
長い引用になったが、ネット世論は未熟ではなく、玉石混交というべきだろう。継続して読みたい質の高いブログもあるし、二度と読みたくない未熟なブログもある。未熟なものはスルーするだけのことだ。新聞や雑誌ならば買わない、読まないだけのことだ。おかしなものは生き残れないのである。
藤本教授には『WiLL』8月号の片山さつき氏の論考「不正受給を許せば国は滅びます!」をまずお読みいただきたいものである。これまでの生活保護騒動の経緯が整理されて書かれているからだ。
ネット世論が最初から強く非難した訳ではないことが分かる。ネット世論を強火にしたのは吉本興業だった。言わば、天に向かって唾を吐いたのである。火に油を注いだ感がある。
吉本側の弁護士が法令違反ではない、との見解を背景にしてのことだったと思う。他のサイトの例えば新日本法規出版の会員向けWEBサイトで無署名の弁護士でも同じ見解であった。
法律上、不正というにはあたらない、だからそのまま受給してていい。もらえるものはもらっておこう、とこんな解釈が敷衍して行ったら、やっぱりおかしい。本当に必要としている人に利用してもらう制度なわけです。
ここまで書いて思い出すのは、ガス器具大手のパロマのことだ。WIKIから少し引くと、
「2006年に28件のパロマ湯沸器死亡事故が発覚。経済産業省から2006年8月28日付けで回収命令が出されるとともに、会社幹部らの刑事訴追に発展した。
創業100周年となった2011年2月1日には、製造子会社のパロマ工業と合併。特許権など知的財産権の継承の関係で、パロマ工業を存続会社としたが、社名は商標としても知られている「株式会社パロマ」へ変更した。合併の目的としては、製販一体化による「お客様品質」の向上、リスク情報の共有化によるコンプライアンスの強化、および経営のスリム化と意思決定のスピードアップ、と言うことであった。」と、明らかに反省の色がある。
事件の詳細は
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%AD%E3%83%9E%E6%B9%AF%E6%B2%B8%E5%99%A8%E6%AD%BB%E4%BA%A1%E4%BA%8B%E6%95%85を参照。
ここにいうコンプライアンスには企業倫理も含まれていると思う。文中に「自社及び同製品に責任はないとする姿勢を見せていたが、直後に系列サービス業者による不正改造や製品自体の安全装置劣化を原因とする事故が27件中13件あることが判明した。」とあるが、この時点までは弁護士はパロマに法的責任はない、と逃げていた。
この事例と酷似している。とりあえず、法的責任はないと逃げる。その結果、信用を失い、大きく売上を減らした。法律の専門家がコンプライアンスの真の意味を履き違えているのだ。クレーマーへの対応と勘違いされているように思う。ネット世論はクレーマーではない。
片山氏は国会議員の仕事として支持者からの要請で取り組んだが、逆に「政治家の人気取り」のバッシングを受けて困惑されておられた。それをネット世論が支持し、擁護していった。そんな経緯だったと思う。藤本氏は人気取りの政治家を浅ましい、と批判的である。
長い引用になったが、ネット世論は未熟ではなく、玉石混交というべきだろう。継続して読みたい質の高いブログもあるし、二度と読みたくない未熟なブログもある。未熟なものはスルーするだけのことだ。新聞や雑誌ならば買わない、読まないだけのことだ。おかしなものは生き残れないのである。
三歩前進二歩後退 ― 2012/07/06
9時30分、どんより曇った空の下、天白区役所へ印鑑証明書をとりに行く。Pはほぼ埋まっている。中に入ると男の人が近づいてきてニコニコ挨拶する。よく見ると、テニュアでお世話になったSさんだった。人事異動で区役所に来たと聞いていたが案内という遊撃手のような部門になったわけか。お元気そうで、こちらも元気にやってますよ、と親しく返す。
住民基本カードと手帳を提示して申請、待機後すぐに発行された。次は法務局へ行く。三の丸の空地に路駐し、法務局へ入る。成年後見の看板に導かれて、窓口へ「登記済証明書」の申請を申し出ると親切に対応してくれた。ところが、成年後見人の交代の事務は東京の方でまだ進んでいないとの説明で、一旦引き上げた。1時間後に再訪し、受け取ることができた。被後見人になるとこういう形で登記されるわけだ。
行政書士会に入会する手続きでは「登記されていないことの証明」を求められた。破産者で復権を得ないものは行政書士の業務ができないのである。あれ以来の訪問であった。
6/22付けで審判を受理、直後から銀行の貸金庫を利用する手続きにはいったが、大手は満杯、信金はたまたまサービスがない、業務用口座のあるM銀に申し込むと空きがあった。ところが、私が死亡した場合の代理人を立ててくれ、というのでまた1週間伸びて、7/2にやっと多忙なS君の立会いの下で借り受けた。
7/5に前任者と同行して、取引銀行、郵便局へと手続きの行脚に回った。それに銀行によって微妙に違う。法律行為の代理を務めるとはいえ、成年後見人の実印まで求める所まである。そこで求められたのが前述の公的な証明書だった。
これを法的な面から掘り下げると「本人確認法」が浮かぶが、これは今は廃止されて、新たに「犯罪による収益の移転防止に関する法律」によるものである。印鑑証明書はなりすまし防止即ち本人確認の決め手になっているのだ。
これで書類が整い、やっと銀行の通帳の名義書き換えの手続きに入れる。しかし、銀行の営業時間外となり、実際には来週からやることになる。前任者曰く、「エネルギーのいる仕事ですねえ」と嘆息。同感である。
事務所の外は雨音が聞こえ、大降りのようだ。もう出たくないなあ。
住民基本カードと手帳を提示して申請、待機後すぐに発行された。次は法務局へ行く。三の丸の空地に路駐し、法務局へ入る。成年後見の看板に導かれて、窓口へ「登記済証明書」の申請を申し出ると親切に対応してくれた。ところが、成年後見人の交代の事務は東京の方でまだ進んでいないとの説明で、一旦引き上げた。1時間後に再訪し、受け取ることができた。被後見人になるとこういう形で登記されるわけだ。
行政書士会に入会する手続きでは「登記されていないことの証明」を求められた。破産者で復権を得ないものは行政書士の業務ができないのである。あれ以来の訪問であった。
6/22付けで審判を受理、直後から銀行の貸金庫を利用する手続きにはいったが、大手は満杯、信金はたまたまサービスがない、業務用口座のあるM銀に申し込むと空きがあった。ところが、私が死亡した場合の代理人を立ててくれ、というのでまた1週間伸びて、7/2にやっと多忙なS君の立会いの下で借り受けた。
7/5に前任者と同行して、取引銀行、郵便局へと手続きの行脚に回った。それに銀行によって微妙に違う。法律行為の代理を務めるとはいえ、成年後見人の実印まで求める所まである。そこで求められたのが前述の公的な証明書だった。
これを法的な面から掘り下げると「本人確認法」が浮かぶが、これは今は廃止されて、新たに「犯罪による収益の移転防止に関する法律」によるものである。印鑑証明書はなりすまし防止即ち本人確認の決め手になっているのだ。
これで書類が整い、やっと銀行の通帳の名義書き換えの手続きに入れる。しかし、銀行の営業時間外となり、実際には来週からやることになる。前任者曰く、「エネルギーのいる仕事ですねえ」と嘆息。同感である。
事務所の外は雨音が聞こえ、大降りのようだ。もう出たくないなあ。
大飯原発再稼動と反対デモ ― 2012/07/07
関西電力の大飯原発が再稼動した。代替電源がない状況では電力不足になってしまう。現実的に考えるとこれはやむをえない。しかし、それを許さない、という市民グループらが現地で反原発デモを行った。
実はデモは以前から行われているが新聞では報道されていない。
6/29の反原発デモの正体 首相官邸前
http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-4703.html
ある左翼政党のビラを地下鉄駅前で受け取った。なぜ、報道しないのかと地元紙に迫っているようだ。反原発を追い風と読んでいるフシがある。世論ははたしてそうだろうか。
7/4付けのWEB版やまと新聞から
http://www.yamatopress.com/c/19/170/5286/
写真を見るとここまでやるか、と思わせられる。
7/7付けのWEB版読売新聞も伝えた。これは首相官邸前で。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120706-OYT1T01167.htm
東京電力も法的処理を主張する声が大きかったが、現実には一次国有化の方針である。これで良いと思う。デフレ下で東電の株を紙くずにしてしまうと、法人は別として、個人株主の損害が確定してしまう。
大胆なリストラで社員の離反が加速すると、再び、組織を再構成するのは無理だと思う。もっと悪くなる恐れがある。企業として数字だけが良くなってもどこかで躓くだろう。雪印乳業は財務に明るい社長が会社の財務を良くしたけれど、人減らしで工場管理に無理をして大きな過失を招いたことを忘れてはなるまい。ミルクは他の同じ商品を作る会社があったが電気はそうは行かない。悔しいがやむをえない。
再稼動も放射能漏れの怖い面がぬぐえないが、事故による死者までは出ていないのだから、現実的な対応をしていくべきだろう。諸手をあげて賛成するわけではないが他に代替電源がない以上止むなしだ。
実はデモは以前から行われているが新聞では報道されていない。
6/29の反原発デモの正体 首相官邸前
http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-4703.html
ある左翼政党のビラを地下鉄駅前で受け取った。なぜ、報道しないのかと地元紙に迫っているようだ。反原発を追い風と読んでいるフシがある。世論ははたしてそうだろうか。
7/4付けのWEB版やまと新聞から
http://www.yamatopress.com/c/19/170/5286/
写真を見るとここまでやるか、と思わせられる。
7/7付けのWEB版読売新聞も伝えた。これは首相官邸前で。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120706-OYT1T01167.htm
東京電力も法的処理を主張する声が大きかったが、現実には一次国有化の方針である。これで良いと思う。デフレ下で東電の株を紙くずにしてしまうと、法人は別として、個人株主の損害が確定してしまう。
大胆なリストラで社員の離反が加速すると、再び、組織を再構成するのは無理だと思う。もっと悪くなる恐れがある。企業として数字だけが良くなってもどこかで躓くだろう。雪印乳業は財務に明るい社長が会社の財務を良くしたけれど、人減らしで工場管理に無理をして大きな過失を招いたことを忘れてはなるまい。ミルクは他の同じ商品を作る会社があったが電気はそうは行かない。悔しいがやむをえない。
再稼動も放射能漏れの怖い面がぬぐえないが、事故による死者までは出ていないのだから、現実的な対応をしていくべきだろう。諸手をあげて賛成するわけではないが他に代替電源がない以上止むなしだ。
風雲急を告げる東亜! ― 2012/07/09
以下はWEB版読売新聞から
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120708-OYT1T00505.htm?from=main1
野田政権の尖閣諸島国有化の方針で中国に加えて台湾までも領有権を主張し始めたようだ。中国には統一問題が解消されておらず、一国二制度となっている。したがって、台湾が独自に領有権を主張するのは理解しがたいところ。
以下はWEB版産経ニュースから
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120709/kor12070908340001-n1.htm
韓国の日本大使館にトラックが突っ込んだというニュース。竹島、戦後補償問題に関係する抗議らしい。
日本では日韓国交断絶のデモも行われて、嫌韓意識が高まってきている。信用できないアンケート結果でも97%が韓国を嫌っているとでているようだ。日本大使館は日本そのものと思うとついに実力行使に出てきた。政府の意を酌んだ行為だろうか。
また北方領土でも日本を刺激するロシア首相の領土訪問のニュースが入っている。韓国などの外国資本で開発も考えているようだ。つまり、ロシアは金がない。医療でも時々日本が人道的に治療している。ここは日本に帰属した方が良い。
極東地域から右ハンドル車ーつまり日本から輸入した中古車を排除するためにプーチンさんが行こうとしたら、排除するなら(ロシアの極東地域が)日本に帰属する、と訴えるデモもあったようだ。
韓国も中国もロシアも政府のやることに反発心がある。しかし、政府は正しい情報を報道していない。日本は韓国に補償したのに政府は国民に配布していない。政府要人の一部が私腹をこやしているようだ。それを隠すために反日感情を煽っている。そう見えて水面下では政府のウソを見透かしてもいるようだ。
中国へもODAで援助しているにもかかわらず、日本からの巨額の援助があることを人民に知らせていないようだ。反日感情を煽ることで日本から金を取り、私腹を肥やせる。中韓は同じアナの狢みたい。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120708-OYT1T00505.htm?from=main1
野田政権の尖閣諸島国有化の方針で中国に加えて台湾までも領有権を主張し始めたようだ。中国には統一問題が解消されておらず、一国二制度となっている。したがって、台湾が独自に領有権を主張するのは理解しがたいところ。
以下はWEB版産経ニュースから
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120709/kor12070908340001-n1.htm
韓国の日本大使館にトラックが突っ込んだというニュース。竹島、戦後補償問題に関係する抗議らしい。
日本では日韓国交断絶のデモも行われて、嫌韓意識が高まってきている。信用できないアンケート結果でも97%が韓国を嫌っているとでているようだ。日本大使館は日本そのものと思うとついに実力行使に出てきた。政府の意を酌んだ行為だろうか。
また北方領土でも日本を刺激するロシア首相の領土訪問のニュースが入っている。韓国などの外国資本で開発も考えているようだ。つまり、ロシアは金がない。医療でも時々日本が人道的に治療している。ここは日本に帰属した方が良い。
極東地域から右ハンドル車ーつまり日本から輸入した中古車を排除するためにプーチンさんが行こうとしたら、排除するなら(ロシアの極東地域が)日本に帰属する、と訴えるデモもあったようだ。
韓国も中国もロシアも政府のやることに反発心がある。しかし、政府は正しい情報を報道していない。日本は韓国に補償したのに政府は国民に配布していない。政府要人の一部が私腹をこやしているようだ。それを隠すために反日感情を煽っている。そう見えて水面下では政府のウソを見透かしてもいるようだ。
中国へもODAで援助しているにもかかわらず、日本からの巨額の援助があることを人民に知らせていないようだ。反日感情を煽ることで日本から金を取り、私腹を肥やせる。中韓は同じアナの狢みたい。
会計業務 ― 2012/07/09
13:00~17:00まで顧問先にて執務。まずはいつもの様にたまった郵便物や書類の整理から始まる。役所関係の届出書類の作成は山を越した。
通帳記入に銀行へ行き、満期になった定期預金の継続の相談をするが、新規の預け換えは会社の登記済み証明書がいるという。マネーロンダリング対策だろうか。会社がちゃんと法務局に登記されている会社でないと預金もできない時代になったのか。これは驚きを越して呆れた。対応を役員に相談することにした。
事務所に戻って事務の未処理の仕訳を起す。入力して行く。次は経費と買掛金の支払の作成とチエック、振込用紙への金額転記、延滞税の支払などの小切手と手形を作成して行く。手形の作成中に時間が来て中断。17時に退社。
通帳記入に銀行へ行き、満期になった定期預金の継続の相談をするが、新規の預け換えは会社の登記済み証明書がいるという。マネーロンダリング対策だろうか。会社がちゃんと法務局に登記されている会社でないと預金もできない時代になったのか。これは驚きを越して呆れた。対応を役員に相談することにした。
事務所に戻って事務の未処理の仕訳を起す。入力して行く。次は経費と買掛金の支払の作成とチエック、振込用紙への金額転記、延滞税の支払などの小切手と手形を作成して行く。手形の作成中に時間が来て中断。17時に退社。
金美麗氏講演会「温故知新」 ― 2012/07/10
7/9、18時半から受付。名古屋駅前のウインクあいち2Fの大ホールで金美麗氏の講演会「温故知新」を拝聴する。パネルディスカッションも含めて、19時から21時20分まで。主催は名古屋商工会議所若鯱会30周年記念事業委員会。522名。
3.11で台湾から寄せられた世界一多い義捐金に込められた台湾人の日本に寄せる思いをとうとうと述べられた。その心情の真髄は日本の台湾統治50年間に培われた「日本精神」にあり、と持論を展開し、聴衆に感動を与えた。「温故知新」とは歴史に学ぶということであり、これからの人生に生かすことと言われた。これだけならそう傾聴に値することもないが、彼女は日本統治時代と中華民国(国民党=蒋介石)統治時代の二つを体験して中国人の政治の本質を知識ではなく、体験として学んだ。そこに説得力があったといえる。
*ちなみに孤蓬万里編著者『台湾万葉集』(集英社、1994.2.9)に納められた一首「何時の世も政治の打算文芸に及び行くなり短歌もしかり 孤蓬万里」は1972年の日中友好で日本は台湾の政府に絶交状を突きつけ、台湾からの文芸欄への投稿が産経新聞以外は途絶えたことを詠った。こんな扱いをされながらも義捐金が世界一というのは驚嘆するばかりだ。
*一方で韓国でも万葉集の読解の本を読んだことがあるが、ハングルで書かれていた、エロな意味、とかまさにファンタジーなトンデモ本だった。日本の古典文学中の古典を貶めたい意図もあったに違いない。人間としての資質が全く違うのだ。
*温故知新は私の好きな言葉です。所属の山岳会が50周年を迎えて、先輩達の知られざる論考を掘り出し、機関紙に連載し、紹介に務めています。古きをたずねて新きを知ることは何時の時代でも大切だと思います。
*私の大好きな演歌歌手の島津亜矢さんが「温故知新」を歌っています。日本通であっても、まさか、金美麗さんが演歌を楽しまれることは考えにくいのですが記念に貼り付けておきましょう。
http://www.youtube.com/watch?v=Yde5bM_I2Oc
3.11で台湾から寄せられた世界一多い義捐金に込められた台湾人の日本に寄せる思いをとうとうと述べられた。その心情の真髄は日本の台湾統治50年間に培われた「日本精神」にあり、と持論を展開し、聴衆に感動を与えた。「温故知新」とは歴史に学ぶということであり、これからの人生に生かすことと言われた。これだけならそう傾聴に値することもないが、彼女は日本統治時代と中華民国(国民党=蒋介石)統治時代の二つを体験して中国人の政治の本質を知識ではなく、体験として学んだ。そこに説得力があったといえる。
*ちなみに孤蓬万里編著者『台湾万葉集』(集英社、1994.2.9)に納められた一首「何時の世も政治の打算文芸に及び行くなり短歌もしかり 孤蓬万里」は1972年の日中友好で日本は台湾の政府に絶交状を突きつけ、台湾からの文芸欄への投稿が産経新聞以外は途絶えたことを詠った。こんな扱いをされながらも義捐金が世界一というのは驚嘆するばかりだ。
*一方で韓国でも万葉集の読解の本を読んだことがあるが、ハングルで書かれていた、エロな意味、とかまさにファンタジーなトンデモ本だった。日本の古典文学中の古典を貶めたい意図もあったに違いない。人間としての資質が全く違うのだ。
*温故知新は私の好きな言葉です。所属の山岳会が50周年を迎えて、先輩達の知られざる論考を掘り出し、機関紙に連載し、紹介に務めています。古きをたずねて新きを知ることは何時の時代でも大切だと思います。
*私の大好きな演歌歌手の島津亜矢さんが「温故知新」を歌っています。日本通であっても、まさか、金美麗さんが演歌を楽しまれることは考えにくいのですが記念に貼り付けておきましょう。
http://www.youtube.com/watch?v=Yde5bM_I2Oc